とりわけ私達の世代は赤い色をした「R」文字や、数字の前にアルファベットの「S」が付くとやや興奮気味になってしまったり、何故か、これは「他とは」随分違うんだと言った変!な「特別感」や「高揚感」をふっと抱いてしまうのはどうやら「思い違い」や「考え過ぎ・・」だったのだろうか・・。
 
そんな事はともかく・・、「初代S」と比べて「優秀」さはどうなんだろう。そう妄想してしまうのは私達だけだったんだろうか。もう既に多くのオーナー達が考察を巡らせただろう。そんな馬鹿げた事は今「ヤメテ、オコウ、」初代S達と比較対象をするには、もう「時間が随分」経ち過ぎたのだった。
 
子供の頃、街で見かける二人乗りの外国製(英国製が多かった)スポーツカー達は「小さかった」様に記憶している。アレッ!、っと、そのサイズ感に驚いたモノだった。大きいオトナがオープンボディーのソレで休日の国道を「耳に残る」サウンドを残して駆けていった。偶然、駐車場などで「そ
 
れら・・」を発見し、目を凝らして、何時までも時間の経つのを忘れ「覗き込んで」いたのだった。その頃からも随分時間も経過したが、ツーシーターTypeのスポーツカーは今も「巨大なpower」や、「細新技術フル搭載」のソレら達は「身の丈に合わず」残念ながら私達には全く「馴染まない」。そ
 
れは二人乗りスポーツカーは今でもこんな「感覚」で走らせたいからなのだ。そう、「一体感」。目前のタイトコーナー直前、ギリギリまでブレーキングを遅らせ、リズミカルにシフトを「落す」、ここで古風なヒール&トゥなどを繰り出すかどうかは貴殿の都合に任せ、フットブレーキに集中、体重を
 
グット「載せる」。そして、ここからが肝心だ、まるで「巨人に首根っこを摘ままれた」程の超強力ストッピングパワーが瞬時に炸裂したのでは、もう「楽しみが半減」だ・・・、「お判り?」だろうか。求めているのは「自分で操れる、程・・ほどの操作性」。現在の巨大で超能力的「万能操作性」を持
 
ち合わせた「世界のスーパースポーツ」は私達の肌合いにはどうしても「シックリ」シナイのだ!。そう、つまり「自分が持ち合わせている運転能力」だけで『操りたい』。それがスポーツドライヴィングの「方程式」には俄かに届かないレヴェルであったとしても、現在、持ち合わせる「操作技術」
 
フロント:純正ブレーキでのショット。 
の範囲で「存分に感覚を磨きたい」のだ。少し「調べて」みれば・・、「グランド・ジェネレーション(G.G)」とは、小山薫堂が提唱するシニアに代わる世代の考え方。“グランド”は最上級を意味し、人生の中でも最上の世代と捉え、若々しく年齢を重ね、ゆたかな知識と経験をもちながら人生を
リア:純正ブレーキでのショット。  
 
様々なスタイルで楽しまれている時代の年長者を、敬意をもって表している。「高齢化社会の到来を憂うばかりではなく、その世代の消費を促すアイデアがこの国には必要だと思う」と小山。この考え方に賛同した複数企業がG.Gの取り組みを進めている。・・と、「紹介」されてある。・・その
 
より、「高機能」を求め、純製仕様のブレーキパッドは「潔く・・」取り外す。 
話はそれで・・「ともかく・・」、ホンダ車「愛好家生活」を一時も途絶える事無く、永年に亘ると(実践し続けると)、20代の頃の「パワーUP」チューニング『魂』没頭時期や、30代の頃、その、持てるポテンシャルを試すサーキットラン熱中時代、その先もクルマもドライバーも共に「試す事」で
 
 左/取り外した純製品    右/オリジナル専用製作MLSブレーキパッド
「噂」や「言い伝え」などでない、『経験』として年齢の変化と共に少なからず「学習」「成長」するものだ。軽量、コンパクトスポーツは最も「コントロール性」が大切で重要だ。ややもすると、この種の2シーターをも、パワーUP優先と先走るご同輩も多々あろうかとは思われるが、そこは伊達で
 
特徴は車両特性に合わせ毎回、「オリジナルブレンド」で個別/単独製作。 
なく、長きにわたり学習機能を働かせHONDA車「同居生活」を繰り返してきた身分、「冷静、効果的」に行きたい。そう、自動車メーカーが『出来なかった事』つまり、量産体制では「目が行き届かなかった」、「気遣いが至らなかった」場所を改善/改良し、量産車では得られないフィールとタ
 
ッチを深く味わって行くのだ。上/フォト:MLSホンダオンリーコンセプトポテンシャルUPブレーキパッドセット。「知る人ぞ知る」過去、モーターライフシステムズの工房へ車両を持ち込み、「リフレッシュやリファイン」作業を行ったオーナードライバー達が、その後、ブレーキパッド交換のタイミングが訪れた際、迷わずリピートオーダーを欠かさず行うソレ。
 
対象車両に合わせ、毎回「採寸」1台づつ特製/製作されるMLS非膨張ブレーキライン。
一台一台、毎回、「専用製作」。世間に市販される多くのブレーキパッドと「生まれも育ちも」根本的に異なり、組み込み時の「タッチ、とフィール」がまるで違う。・・更に加えて、踏み込んだブレーキペダルの「踏力」を余す事なく、100%正確無比に伝達出来るMLS特製非膨張ブレーキライ
 
「専用製作」されたMLSスリット入りローターを組み込む 
ンは「手間暇惜しまず」現車採寸を丁寧に実施し、比類なき精度で製作。純製ブレーキホースのままや、市販ポン付けスポーツブレーキホースでは「物足りない」事、「間違いなし」だ。それに忘れてはならない、「特製ローター」これら3つのコンビネーションは「必須」。繰り返すが、その対象
 
車両ごと、「毎回」その個体差別にデリケートに「専用製作されるブレーキシステム」なのだ。この小さな「ツーシーターモデル」では「自在に制動する」事を最も重要視するのだ。「お判り」だろうか・・。ココはとても重要な場面でもある、何故なら、街にある「改造第一主義」の鼻息荒いチューニ
 
ング屋さんが好む、最強力ストッピングパワーでは「本末転倒」違うのである・・。狙うは「デリケートコントロール」なのだ。ご理解、頂けるだろうか・・。「心ときめく」大人の渋い「リフレッッシュリファイン」チューニングは、「勢い」や「過剰」は禁物。細やかな箇所までバランス良い「程良さ」が重要なのだ。
 
フォトはまだ純正仕様のサスシステム。「MLS特製サスシステム」をこの車両専用に製作。これは他の車両でも同様だ、サスシステムをKITとしてHONDA各車種用を「作り置き・・」するのではなく、毎回車両「個体差」を見極め、試作、TEST、改良、対策を繰り返し、個別車両に馴染み込
 
むソレを専用開発するのだ。ブレーキも、エンジンも、ミッションも、補強も「同スタイル」である事は言うまでもない。K・CARだからと言って、「侮って・・」はいけない、この手のオープンツーシーターを「日常の遊び道具」に起用するなら、サスシステムに「ほどほど感覚」は不要だ。何故なら、
 
 MLS専用製作S660仕様「60代、走行フィール拘り紳士向き特別仕上げ」
たまたまS660なのでは無く、「指さした・・」S660なのだから。もう、容赦なく「拘りたい」のである。ましてや、市販ポン付けKITや、チューニングメーカー「モン」は、ここではお断りだ。もう、そこには、「最小限」の改善/改良メニューで、最大限の「ダイナミックフィール」を余すことなく絞り出した
 
いのである。例えれば・・、『下り坂・・ジェットコースター』限られたエンジンパワーに無理やり、パワーUP!を図る手段でなく、本来の走行能力を上手く引き出し、「味わい尽くす」。過去、多くの運動性能が優れたHONDAをガレージに収めてきた「ご同朋」には多くの説明は必要としない筈だ。
 
昔から「そうなのだが・・」、どんなにスケジュールがタイトな場合でも、難しい顔でカレダーと「睨めっこ」などしたことが無い。スタイルは休日の自宅ガレージ。好きな音楽をバックに、たった一人で「お気に入りの愛車に向かう」その時のリズムだ。プロショプの緊張感など全く何処にもないのだ。
 
それだけに、車両所有のオーナードライバーとの出会いは「重要」で「大切」だ。ボリュームの大きな作業量を依頼されても、そのクルマ作りの「有り方」が私達と異なれば、面白くない。何時打ち合わせをしても、夢溢れるプランで、オリジナリティーを堪能させて欲しい。モーターライフシステ
 
ムの門を叩く「同朋達」は昔から皆そうなのだから・・。永年車両メンテナンスを続けている達人たちの共通点は、自分流のクルマとの関わり方「方程式」が存在するようだ。インタビューを試みた訳ではないので確かな事は不明だが、私達が見る限り所有車両が「シンプル仕上げ」なのである
 
。・・どう言う事なのか、口を揃えて言うには、「改造はしない」、「改良をしている」のだ。手段を駆使して「限界まで挑む」は最初からルールに無い、「持ち合わせる基本性能を」無理なく向上に導きたい。製作プランもそんな「方針」である。「お洒落は足元から」限られたパワーを無駄なく使い
 
切る、サイズや重量を吟味して組み上げるのだ。「さりげなく乗る・・」、他の誰かと申し合わせた訳でなく、もう、その昔から「そう・・しているのだ」。つまりそれは個人の趣味の問題だと言える。街角や、地下駐車場に止めて置いても、目の前をサッっと通過していっても、「見過ごしてしまう」
 
、そんな存在の仕上がりである愛車がずっと、「望み」であるのだ。上フォト:それはKITなどではなく、このS660個体専用製作のフロント側サスシステムが「仮組込」された。加えて、「ベンチレーテッドスリットディスクローター」も個体別専用製作。ついでに言っとくと、MLSブレーキパッドは
 
個体別に1台づづ専用製作品。内に輝く純白カラーにMLSロゴがクッキリ判別できるソレだ。さて、角度を変えて「覗いてみよう・・」、その前で紹介した(パーツ単体時)それは市販モノ流用使用などとは異なる「非膨張タイプ」のブレーキラインが「採寸」から「試作」を経て当車両だけに「専用
 
製作」された何時もの拘り工程で組み込まれているのが明らかに判る。ホイール装着で日常使用している場合でもブレーキダストが付かない「特別配合」設計で、デザインホイール、高性能タイヤへの変色/付着が無く、何時も美しく、ストッピングパワーを安定して発揮できる「他では無い」正に好事家向けの絶品。
 
上/フォト:リア側、特製サスシステム/特製スリットローター/特製MLSブレーキパッド リア
リアブレーキパッド、フロント側同様、純白MLSロゴ入り、駐車時もホイールスポークの合間から「誇らしげに」他では無い高性能感と機能美を見せつける。創業当時から独特の味付けサスシステムは車種を乗り換えても次のHONDAでもモーターライフの「オリジナルサスシステム」と「ブレー
 
キKIT」は繰り返し選ばれてきたソレだ。貴殿も所有のホンダで特製製作してみては如何だろう・・。きっと「病みつき・・」なる筈だ。
 
私達は作業依頼を受けた時、そのオーナードライバーに伝える「セリフ」がある。もう、モーターライフに車両を持ち込んでいる「重症患者」達は幾度も耳にしている筈だ。・・車両は貴方の所有物だが、メニュー進行時は「私達の所有車両」と見立てて、自由奔放に「好き放題」取り組ませて欲しい・・。
 
そう初めて言われると「心配」になるかも知れないが、「大丈夫!」そんな言い回しを何十年間も聞き続けている「ベテランユーザー」も全国に無数に居る。逆にそれは「安心材料」だ、車両製作の取り組み姿勢を『自身の車両へ置き換えて』夢中で没頭したいと初めから宣言しているのだから。
 
渋い・・OTONAの「コンフォートチューニング」。その為、特別出力を向上させる「飛び道具」は用いない事がルールだ。国際条約など存在しないが、私達は「そう言う事・・」なのだ。お判り頂け様、つまり、アレ、コレ、後付け細工で早く走れる様にしたいとは間違っても思っていないのだ。そうだ「フォルム」だけはやや空気と仲良くなれるソレにする。
 
何だ・・、「渋い・・OTONA?」をタイトルに掲げているのに「外観重視」。達人達の「辛口」論議が聞こえてきそうだが、正に「その通り・・」。ツーシータースポーツは『ルックス』はとても重要。もう、お判りのとうり、走り出す前から、「血圧」も、「血糖値」も、「心拍数」も、グ~ンット上げてげてお
 
かないと、「目指すHASIRI」は実現しない。そう、愛車に歩み寄る瞬間からソレはもう始まっているのだから。「走りの質」は操縦するドライバーの「思いを込めた」全集中力と「込み上げる」運動バランスにより「持てる実力」を更なる高みへより安定的に発揮させるのだ。
 
「タイトな・・」コクピットを積極的に「解体?」しているのは、複数の作業を「一筆書き」スタイルで効率良く進める「手筈」。ナビも欲しい、なんと、CDカセットチェンジャーも選択、耳障りの心地良い「専用スピーカー」も奢りたい。更に、元々クイックが売り物の6速シフトをウルトラ「クイック」にするシフトKITも・・っと、「小さなクルマ」に溢れるばかりの「大きな願い」。そう、順序良く進める事に・・
小排気量オープン・ミドツーシーターを「たしなむ・・」。それが3ペタル仕様ならなおさら。頃合いのタイミングを「シフトゲーム」に興じるのだ。それは心地よいアップダウンが繋がる適度に周りくねった「道」でなくても構わない。市街地の条件の良い交差点でも存分に楽しみ尽くせる筈だ。
 
「見違える・・」シフトフィールはそのクルマの持ち味を増幅させる。次の休日はアノ場所に出かけて見よう・・、そう、その場所に用が出来たからでは無い。そんなプランを想い描く時間さえ、もう、ドライヴィングイメージが活動的に動き出している。目の前にある「機能」と描く「フィール」は確実にリンクしているのだ。 
 
あらゆる箇所を「体の一部」の様に操る。見果てぬ夢だ、言い替えれば、クルマを「履く」感覚。そう、まるでフィット感の良い軽量スポーツシューズの様に、・・だ。進む、止める、旋回する。そして俊足でギャーチェンジ。頭でイメージする前に、カラダが一足先に「反応!」した。・・それだ。
 
「シフトグリップ」を作る。そう、大切な性能向上への重要ステップ。タッチやフィールが好みどうりであれば、『チカラの抜けた』ウルトラスムーズな電撃操作も実現出来る。オリジナル製作で1台分だけチャレンジ。それよりもマッチするソレがあるなら「流用」交換が、ツーシーター乗りの尽きない悩みだ。
 
だが、しかし、サイズがマッチすればそれでOK!では無い。組み込んで走らせてみる。馴染む感触が重要だ、足回りの乗り味や、ブレーキの踏力、ステアリングのハンドリングイメージ。更にはスロットルレスポンスとも連動して「リズミカル」に操作出来るソレを見つけ出すのだ。
 
車両製作「打ち合わせ」時、リクエストがあった。そう、この件で日付が変わるまで、工房のドアーを後に出来ない日々が続くことになる。耳を澄ませ聞き取って欲しい・・、ナビとオーディオの設置だ。正し、サウンドはCDチェンジャーを設置、手持ちの膨大なCDコレクションを「心置きなく存分に」鳴り響かせたい。だ・・、
 
もう一度「言っておく・・」そう、CDチェンジャーで音を聞く。・・その為の準備だ、ドアー内部に良質サウンドを響かせる仕掛けが必要だ、コンパクトで高性能なスピーカーを仕込ませる事にした。オープンツーシーターだからと言って、何もスパルタン命でなくとも構わない。OTONAの遊びだ、存分に楽しもうじゃないか!。
 
「ほら、ココ!・・」。指さし確認しなければピンとは気付かないソレ。後付けしました・・、などとは言わせない「さりげなく純正然」、しかしながらサウンド ♬ は、HIクオリティー。更に工夫を重ねたCDチェンジャー、それでなくともスペースがタイトなこの対象車に「特製/独自」手法で組み込み。
 
S660専用、CD再生装置など無い。搭載可能装置を特製マウント製作のうえ組み込む事に。現場採寸、図面製作、試作に取り掛かかる。製作出来たマウントKITも、実走TESTを実施しないと振動具合では採用出来るか不確定である。無駄な手間とあふれる時間を惜しまずたっぷり使おうではないか。
 
OTONAのクルマ生活を目指し、あの頃のHONDA達に冷静な姿勢で沈着に取り組んできた私達だが、「大人げなく・・」だいぶん『肩にチカラ』が入った子供じみた「熱狂的」取り組みに突入したようだ。この姿が日中の業務時間なら平和だが「深夜」を過ぎた時刻では冷却時間を必要とするのだ。
 
「ミニマムスペース」へ工夫を重ね、特製CDチェンジャーが搭載される。好みのサウンド♪を邪魔しないエグゾーストシステムを製作する事が必要だ。サスシステム、ブレーキシステム、全て該当車両専用に個別製作しているのだ。オリジナルパーツのポン付け作業とは根本的に異なるのである。
 
「作業待ち」車両は多い。だからタイミング良く車両を持ち込む為には「出来るだけ・・」早く予定を知らせて欲しい。オーバーな話でなく、現在、作業進行しているソレラは7~8年前から具体的な相談を進めてきたフリーク達も全く「珍しく無い」。リフトで『順番待ち』はお互い避けたいプランだ。
 
MLS特製、CDチェンジャー組み込み専用ベースプレート「ハンドメイド製作+ペイント仕上げ」。まるで純正取り付けキットの如くワンオフ仕上げで出来上がったのだ。さて、走行中クリアーなサウンド♪をコクピット内のドライバーに伝えてくれるのだろうか・・。
 
「ウルトラミニマムスペース」自慢の660コクピット内に全く不自然さ無く、実に「さりげなく」組み込まれているMLS特製、CDチェンジャー組み込み専用ベースプレートだ。念願のCDコレクションを惜しみなくドライヴ時堪能出来る筈。練られた工夫とアイデア、製作意欲での実現結果であった。
 
ナビゲーションシステムもコンパクトで「さりげなく」設置。左/下CDチェンジャー共に、ミニマムスペースを犠牲にする事なくオリジナルレイアウトを実施。リクエストがあった走行環境をスムーズに実現出来たのは「工夫」と「工作」の成せる技と言えるだろう。
 
パワーユニットの持てるチカラを存分に発揮させる「呼吸器系」部位に着手。該当車両だけに専用開発/専用製作する「グッドレスポンス型」高効率特製スロットルを企画。限定されたミニマム特製を負荷をかけずウルトラスムーズに可動出来る理想的「快適操作感」を確実に目指す。
 
「大きなクルマ」を「小さなクルマ」でカ・モ・ル。スポーツドライヴング愛好家達の夢見るロマン、スーパーセヴンやエリーゼ、ケイマンオーナーが煙たがるワインデングライバル、そう、足回りの仕上がったビートやS660等のマイクロスーパースポーツ。ヒラリ、ヒラリと先行く姿は悩みの種だ。
 
そも、そも、出力UPなど目指していない、「64馬力」が丁度好み。ボディーサイズも「K」枠で大歓迎。もう少しトレッドがあればなどと全く思わない、決められ、制限された枠内で存分味わい、楽しむ。それが目指す方向なのだ。例えばS1000、そんな「期待」や「願い」も存在しないのである。
 
「小さい」、「本当に小さい」。コレ、スロットルだ、精密でコンパクト、日本の誇れるソレ。興奮するのは止めて、気を取り直そう・・。モーターライフでは付きり置きはしない。面倒な方を選んでる、毎回その個体に合わせ数種類製作、TESTを繰り返し改良品を「特製/専用製作」するのである。
 
無暗にサイズ拡大すれば「正解」じゃナイ。数種製作、丁寧な確認を行う、排気量増大やタービン交換、ブースト変更などプランに無い。本来のポテンシャルを無理なく発揮させる「何時もの計画」。
 
想像以上にコンパクト、純正スロットル。「クッイックレスポンス」を求めて最良にマッチ出来る試作をTESTしてゆく。モーターサイクル「パワーユニット」のフィールが得られれば求めている答えに「近づく・・」。
 
そう、「TESTしてゆく・・」なのだ、予め「作り置き」などしない。それはエンジンにも車両にも『個体差別』が存在するからだ、適当なポン付けであれば、街ちのショップや通販で手配すればいい、対象車両にマッチした「呼吸器系」製作はココの現場だけに存在する、「唯一無二」なのだ。
 
「複数のSET」を試作、対象車両への適合を慎重に比べてゆく、小さなパーツで大きな結果を求めても無理がある。各パートを漏れなく整えてゆく事がバランス良くウルトラスムーズに呼吸出来るパワーユニットへの「遠回り」の「近道」だ。根気よく現場は絶え間なく努力しているのである。
 
そう、HONDAが「S」のアルファベットを用いる例は多くない。記憶をたどればS500/S600/S800そしてS2000位だ。ウン、だからS660はチョット「特別な」スポーツモデルに違いない、運動性能に特化していても、TypeRシリーズ達とは路線が異なる訳だ、貴重なウルトラミニマムスポーツとしよう。
 
ドライバーが「操れる」範囲。それは、ステアリング、ブレーキ、クラッチ、スロットル。多分それ位、後は「操作タイミング」だ。コントロール可能な1つである事は『好材料』として丁寧に改善してゆきたい。間違っても「改造」ではなく「改善/改良」である、似ているが私達には「重要ポイント」。
以降、次回・・⇒
渋い、大人の「コンフォートチューニング」。そう、今更「無理、無茶」なパワーアップ改造は趣味じゃ無い、そんな貴殿の「拘りプラン」に協力しています。
  アレ、コレ、「相談/打ち合わせ」ダイヤルは
水/金/日曜日 午後1時~4時頃めどで 
Tel06-6446-1025(又は⇒)Tel090-3719-8958
(祝/祭日は除きます)
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