計画と実行78
「思いっきり・・」の笑顔の裏には、オーナードライバーの揺るがぬ鉄の「意志」と、本当の「好き」がある・・。
「永年・同居準備・・」。Myプロデュースで、『3人家族?』。ご夫妻と、一見?ノーマル然な、“CB5”。
「チューニング」と言う表現には何時も好ましくないイメージが付きまとう。改造や、パワーUP、走りや小僧が後先構わず「力比べ」や「自慢」手段に、しかしここで登場のオーナー・ドライバー第一期工事から進路は「明確」だった。すでに劣化、消耗箇所には積極的プランで根本的「対策」を実行、しかしルックス「姿」はオリジナル然、走りのモダナイズとの調和は私達が計画段階から推し進めたモノではなく彼自身のパーソナル・プラン。それは「センス」だろうか。
双方の「信頼」が「計画」をスムーズに運ばせる・・。「プラン」を進めるのに、私達が“リード”する事など、何も「無い・・」。不要に「取り急ぐ」事無く、整理された計画は、私達の「進行」ペースを全く乱さず更にオーナー・ドライバーの常に、前向きで、決断の早さが我々をテンポ良く「後押し」。車両製作に、オーナー自身終始「共同」参加している事を意識出来る。世界での「生き残り」をかける自動車メーカー。設計者たちが「理想とする・・」クルマを造れた時代とは環境から様変わりし、「自由度」のあるプロジェクトは影をひそめ、地球単位でのスケールで、激しい「サバイバル戦」を繰り広げる。少し前の頃の様には、私達日本国内ユーザーだけの「顔色」を見ての製品開発や過去・部品管理はもう「望むべくもない」。
多摩ナンバー関東在住/レジェンドフェィスはMLS製。
わが「CB5」も、いつの間にか16万7000キロを走破してしまい、かなり「疲れ気味・・」です。いよ、いよ、「計画開始」です!。そんな「連絡」が、突然入った・・。既に、前回の作業は、計画と実行/55でリポート「済み」、関東在住のオーナー・ドライバー。ファイルによると「吸/排気」トータル・リファインチューニングを「実施」した2度目の、リピーターだ。将来の愛車「計画」を「語る」オーナー・ドライバーは少なくない・・。しかし、「実現/実行」出来るのは、自身の「意志」と「努力」そして必要な「理解力」だ。私達は、毎回、惜しまず全ての「施術」に全力で協力。過去、「吸/排気」トータル・リファインチューニングを真面目に大切な基礎工事として手抜き無い「予算」を投入したオーナー自身の判断力が「光る」。
数年前「吸/排気」トータルリファイン作業と同じリフトで同じメカ。
幾ら二度目で道順は「慣れている」っといっても、既にもう数年前の「事」。おまけに道路「事情」が気象条件で刻々と変化する神経をキリ、キリ、させる一番「厄介」な季節だ。粗方の日程は「電話」で相談済み、後は直前の情報で大丈夫でしょう・・?。っと、上手く到着出来るか「気を揉む・・」私達も呆気にとられる程オーナー・ドライバーは移動にも自信あり。実に「見事!」だ。偉そうな事は言えない。逆に私達に同じ行動は出来ないかも知れない。それ程全く「狂い」が無い。いゃ!、突発的な不慮の「遅れ」に繊細に配慮して5分前に、での「到着」だった。まるで奥様と気軽にフラッと立ち寄った。そんな明るく、リラックスの振る舞いだ。「恐れ入る」オーナー・ドライバーの「精神/調律」にだ。スピリットを感じた。
分解された5気筒ブロック/左側下はATミッション。
以前、この車両に行った「吸/排気」トータル・リファインチューニングの実施が、たとえ数年前の過去の「出来事」であっても、私達モーターライフシステムズでは、当時すでにエンジン本体へのリフレッシュ・リファインO/Hチューニング作業をも見込み、吸気から排気までの対策/準備に全く抜かりは無い。つまりこんな“事”をも、手回しに「折込済み」だった。それは「特別」な事などでは無い。どんなにライト・チューニングの部類に属する吸/排気系の「改善/対策」作業であっても、こんな「例」もある。私達が吸/排気系を施術した車両を、前オーナーは手放し、次のオーナー・ドライバーの手に渡った。前、持ち主より更に理解度の深い新/オーナーは、そのホンダをトータル「復活」チューニングを目指し、私達の門を
オートマティック・トランスミッションも「完全」分解する。
エンジン/トランスミッションも、リビルド品に載せ替えるのではなく。それを精密/オーバーホールする。
迷わず叩いた。その際、前/オーナーのその「続き・・」。で、継続する新たな作業に入っていける、良く考えられたシステマチックな手順にその時の新/オーナーも実に「驚いた」。市販/量販マフラーでは、まず、こ・う・は・い・か・な・い。目前のコストや手間も大切だが、もっと大切な「事」にココで始めて気付くオーナー・ドライバーも少なくないのだ。まるで、連携して樹木を成長させるプ/ロ/セ/ス/同様で全く無駄がない。現在進行の「物語」を、その「後へ」確実に繋げてゆく。「復活」チューニングでは駆動/伝達にも目を向けてほしい。「エコ・チューニング」の観点からもAT高精度オーバー・ホール/チューニングは伝達ロスを極限まで減らし、小気味良く、正確無比な自動シフトで適切なギア選択を常に誤らない。エンジンの「出力UP!」だけを、一点集中/血眼で模索する性能/重視派にも是非、冷静になって取り入れて貰いたい。
そのインスパイアーに搭載されていたATミッションその物を「分解/点検」。
市販リビルド完成品にポン載せ替えでは、1機づつ折角、「分解/施術」する目的が達成出来ない。
私達モーターライフシステムズが実施するオートマティック・トランスミッションのリフレッシュ・リファインチューニングは、エンジン本体への手法と同様、リビルド完成品にポン載せするのとは訳が違う!。それは、業者準備のリビルド完成品(コンプリート)の場合、その対象車両に搭載されていた個体でない為、今までの使用状況が観測出来ず、鑑識判別が不能で、大切なシフト機能の改善や、伝達ロスを低減する肝心の細密な『チューニング』内容で、有効/対策に困る・・。設計時本来の機能を無理/無駄なく有効に変速/作動/伝達する。そんな「当たり前」の事が本来の“調律”チューニングだ。もう一度「言う・・」。私達の『チューニング』は、フリクションロスや、駆動抵抗ロスを極限まで徹底して低減する事だ。
その1台、1台、「個体差」別での、「高精度」オートマティック・トランスミッションのリフレッシュ・リファインチューニング。毎回、同様の作業を機械的に繰り返せば良いわけではない。細やかにその対象車両事に発生するダメージ、必要対策/改善/箇所を正確、確実に認識!。適正に施術する事で新車時以上のシフトフィールと、よりスムーズでよりシルキーなファンタスティックなドライブフィールが獲得出来る。間違っては困るので確認する。私達が目指すのは、ATトランス・ミッションの性能を新車時に近付けたい・・。では、無い!。愛用、愛着のホンダ。縁あって今後も永年愛用を決め込んだ。しかし、劣化、消耗も少なく無いAT。分解修理/修復と、高精度点検/調律を一筆書きに、「同時進行/高効率化」する事だ。新車製作時、メーカー製作ライン特有の「流れ作業」で出来ない『手作業』で“行き届いた”高性能を目指す。
「ま・つ・わ・る・所」に関連して作業幅は惜しまない。
季節の変わり目は天候が荒れる。日付が変わった頃から予報どうり風雨が強まり始めた。こんな時間でもまだ、まだ、数人がそれぞれの製作車両に無言で静かに取り組んでいる。どうやら強力な低気圧は頭上を通過直撃する様子で、おまけにオプションで、警報まで出された。この雨音と風のコンサートは、工房内の各、工作機器が発する作動音と朝までやりあう積りだ。365日、貧乏、暇なしは、私達のスローガンなどではないが、集中力を向上させ、明かりは消えない。「理解度」が深いオーナー・ドライバーはATリフレッシュ・リファインだけに限らず、「エンジン」と言っても、エンジンだけに制限、留まらず、必ずそれに連動する「周辺」整備を怠らない。この「ま・つ・わ・る・所」が実は重要で、余裕を持った作業幅に取り組めるのだ。「主役」だけに焦点を絞らず、重要な「脇役」充実には、充分な必要予算は絶対!譲れない。
「永年/愛用」されてきたエンジン内部が露出された。
繰り返しになるが、忘れぬ間に言っておく。計画と実行/55でリポート「済み」の車両。インスパイアーCB5そう(2.0リッター)モデルだ。「吸/排気」トータル・リファインチューニングを「実施」したリピーターになる。勿論、その際の「変化率」は目を見張るモノがあった。一般、日常会話では、完成車両を返却時、絶対!・・次回はエンジンにも「手を入れたい」ですねぇ〜・・。が、挨拶言葉で耳にする。しかし、このオーナー・ドライバーが本当にCB5を真面目に心から愛していて、今日の再会の日がなければ、このドラマチックなバルブ周りや、使い果たした感のピストン群も陽の目をみる事なく、売却や、処分の対象になっていた。「旧車趣味」ではなく、所有の道具を理解し、復活改善を施し「達成使用」する為だ。
使い込まれたバルブ周辺も、機能低下を徹底改善。
元気が低下したHONDAをリフレッシュ・リファイン。「復活チューニング」で現役続投。古いクルマを「上手く・・」分解するのは、なかなか至難の業だ。頑固に固着した想わぬ箇所。重要部品が手に入らない。世界中どこでもホンダに限らず、自動車メーカーは販売台数を増やす事に躍起だ。そして、それが全てだ。だから、少しでも古くなったクルマの部品は徹底して持たない。私達は一々、そのオーナー・ドライバーに苦労話などはしないが、まさか、こんな部品1つの為に・・。全部最初から創る等と結う事も、案外珍しくない。そこでの「手間/暇」は想像を絶する。勿論、そのコストも度外視!だ。しかし、思わぬ発見もある。最新、最先端技術を駆使して生み出された高性能と「謳われる」最新/最強スポーツモデルも、今程世界のクルマ競争が激しくない、良い時代の潤沢な予算で開発された「懐かしい頃」のHONDAが優秀な事。
ドライブシャフトやエンジン本体以外の部品を確認。
私達が指導権を握りアレ、コレ、チューニングや、改善/改良の部位について話を進める事は昔からしない。まず、特別な事がない限り、オーナー・ドライバー自身が「監督」で「プロデューサー」の立場。私達は実行を「技法」と「工夫」で手伝う『宮大工』としている。しかし、打ち合わせで、簡単な進路修正や、方向確認は間違いなくしている。同時進行で、周辺整備が必要な例は少なく無い。しかし、オーナー・ドライバー側の予算もある。そんな場合。その予算内に留め、潔く!「次に送る」。勿論、瞬時に理解。エンジン本体に周辺部位を快く実行する同胞も多い。結局、「急がば回れ・・」である。エンジンが劣化していれば、それ以外も同等。いや、それ以上なのだ。だから、パーツがやり、くり、出来るうちに最良の手段を嵩じる事が重要だが、それはすべてのオーナー・ドライバーに敏感な感度では中々伝わらないのは残念だ。
鑑識の現場検証は「過去」を知り、未来を「対策」する。
今、「必要な事」は“一筆書き”に「効率良く」全部やる。それがこのインスパイアーオーナー・ドライバーの大切な目的だ。しかし、間違っては困るが、だからと言って次から、次へ、パーツを新品に取り替えれば良いなどとは言ってない。いや、取り替えたくても部品が存在しない事など日常茶飯事だ。だから、例えば、大盤振る舞いなオーナー等が、費用を無視して、派手に、ど〜んと、ヤ・ッ・テ・ク・レなどと無鉄砲な依頼をされても、丁寧に断るしか無い。そこには柔軟な発想と、知恵と、工夫と、不屈の努力。そしてオーナー・ドライバーの『情熱あるハート』と協力が何時も必要になるのだ。余計な雑談をしている暇はない。横でアクティートラックのエンジンが組み上がり、良いサウンドを響かせている。朝だ。
CB5インスパイアー2.0リッター用の5気筒ブロック単体。
今、偶然インスパイアーや、ビガーのオーナー・ドライバー。そして近々この車両を手に入れようとお考えの諸氏。勿論、5気筒エンジン搭載車の事だが、貴方が少しでも古いHONDAに興味と理解があって、自分の意志で行動を起せるのなら、グズグズぜずに急いだ方が良いかも知れない。少しでもパーツが残存する時期に根本的対策を、積極的に打つ事だ。多分、いや絶対に、こんな贅沢極まりないホンダは今後出現する事はない。そう、出来る筈が無いのだ。メカ精通諸兄が多い中、笑われるのを覚悟の上で言う。2.0リッターなのに5気筒。おまけにFFミドシップだ。エンジンフードを開けた時、あの搭載されたエンジンの「傾き具合」をご覧になっただろう。それらは後々語り継がれる事になるだろうから。
無いモノはゼロから「製作」。で、正確無比に「採寸」。
是非!恐れずに「エンジン」をバラス事から初めて「欲しい」。特に、走行距離が6〜7万キロや、10万キロ越であれば。何故ならカルト宗教の如く、外部からいくら洗浄マジックに、潤滑OILマジックや、電気抵抗「低減呪い」を施しても、肝心の幹部には直接は届いておらず、確実な効能には至らない。私達は患部を直接/確認。施術する事のみで“ダイレクト”に必要な対策が出来るのだ。エンジン製作はその担当者に任せ。上のフォト。ガスケットをこれから作る?のではない。チューン・ナップした5気筒エンジンにこのパワーユニット専用のエグゾースト・マニフォールドを製作するのだ。そもそも、最初からそんな事は面倒だ。や、厄介だ。などと考えていてはHONDA「趣味生活」“道”を極めるのは別世界の話だ。
EXマニ「プロトタイプ」製作の為、冶具製作に入る。
上/フォト:シルバーカラーの造作物が「冶具」。このインスパイアー(CB5)専用にこれから設計/製作に入る為の、まだ最初の「プロトタイプ用」エグゾースト・マニフォールド「型」だ。まず、このインスパイアー「オーナー・ドライバー」との出会いは、前にも案内したように、「吸/排気」トータル・リファインチューニングだった。だったら、その時一緒にエグゾースト・マニフォールドも造ってしまえば一回で済んでしまったのに?。予算不足だったの・・。そうお考えの諸兄達。それは「違う!」。面倒なので一緒にEXマニからテールエンドまで完全製作を依頼する諸氏も少なくない。特別な理由がない限り、私達はそんな場合、チョット「待った!」をかける。それはつまり、「行き先」の判らない「旅の準備」は出来ない訳だ。
「アール」角度の違う「試作」が確認出来る。全く簡単で無い。
無責任に言葉で表現する事は実に簡単だ。エンジン・チューニングだとか、リフレッシュ・チューンだったり。しかしその前に、今、その対象となるホンダ車で現在何が起きているのか?。現状「確認」を確実に実施する事が本当は大切だ。私達が何時も繰り返し使うセリフ。『個体差』。その1台、1台、のHONDA車で個別の症状が確認され、適切な対策が必要となる。具体的にここでは、お兄様から譲りうけたインスパイアー(CB5)。数年前、私達の門を叩き、「吸/排気」トータルリファインチューニングを施し、予想を超える性能向上と、望みを上回るサウンド♪をお土産にOSAKAを後にした現オーナー・ドライバー。自身でも地元(東京都・在住)で細やかなブラシュ・アップは重ねてきた。一方で、国際格式の
美しく仕上がりつつあるエンジンと「仮」ドッキング。先は長い。
モータースポーツ観戦もこよなく愛する趣味のひとつだ。ご夫妻で仲良くCB5に“鞭”を入れ、その開催場所に足を伸ばす。もう、ここでは紹介しないが、実に「洒落たメール」を頂く・・。その観戦先までの道中で出会った「気になるクルマ」達。“OTONA”のマナーに反しない範囲での、それらのクルマ達との暗黙のバトル報告。才能を感じずには居られない、魅力的な文章運びについ、つい、最後まで引き込まれる。自身のHONDAをサーキットに持ち込み、「俄かレーサー」を演じるのも手だが、彼の様に、超一級品のマシンとプロレーサー達の走りをご夫婦で「心から楽しんで」観戦する。モータースポーツをひとつの文化としてセンス良く生活に取り込む。こんなカップルや家族達がもっと増えればと考える
上のフォトとは別に同車用を1set別仕様のマニを造り込む。
のは私達だけだろうか・・。随分、脱線したので話しを戻す。お気軽に「予算は大丈夫」だからと、「完全仕様」を望む“熱い想い”に冷や水をどうして浴びせるのか?。・・だった。即ち、トータル・リファインチューニングだからEXマニフォールドも全部含めて「入口」から「出口」まで徹底仕上げでと、好むわけだ。断る理由は「多くある」。中でもひとつは、仕上がったエンジンや、シャシーなどクルマの「性格」を睨み、製作するEXマニフォールドの「特製」を絞り込む必要もあるからだ。潤沢な予算のあるオーナー・ドライバーが「付け替えれば良し・・」と手当たりしだい作業アイテムを増大させる注文方法は私達モーターライフシステムズ内では解り易く「丁寧な解説と実例」でキッパリ歯止めを利かし、快く了解を得ている。
エンジン斑?は最適基礎環境確保の地道な準備を。
つまり節約を「理解」して行なおう・・。と、言う事だ。いや!、違う、節約と言うより、順序を「整理」して進行しなければ、手数を多く、製作部位をあれこれ増やしても、それが結果、効果的とは言いがたい。だからEXマニ製作を嫌うのではなく、整った環境「整備」が完了して取り掛かろうと言うのが何より良策。この後の進展はしばらくの間エグゾースト・マニフォールドは専任斑?に任せ、試作/テスト/改善/実走を繰り返し辛抱強く目標接近を図ってもらおう・・。さて、エンジン斑はエンジン細部のリフレッシュ・リファインに加え、完成車両にエンジン搭載後、幾度もの実走TESTを実施するが、その際、完成エンジンの特性がリニアに発揮出来る「基礎環境」をしっかり前もって準備する。(上/フォト)エンジン本体を
目立たないが、ゴムで支える部分が重要な「土台」。
支える“土台”を新車時以上に充分コンデショニングする(うぉ〜、ココまでバラスか?・・などと今さら驚かないで頂きたい)。エンジンの「リフレッシュ・リファイン」と言えば、ピストンやカム。そしてピカ、ピカに必要以上?に過剰に磨き抜かれたシリンダー・ヘッドがチューニング雑誌や、難しいメカ解説本で主役級の扱いで紹介される。でも、自動車は、そして私達のインスパイアーは「総合性能」で走る。私達流手順として、建築物/同様、基礎工事を地味に、目立たず、手間暇かけ入念で、手抜き無く、施工する手法を昔から頑固に守り抜く。それは、サスペンションも、ボディーも、フレームも、マウントも、エンジン振動も、「調和/連動」する必要があるからだ。華やかに「主役(エンジン)」が、動力性能を確実/伝達
シャフトもベアリングもブーツもシッカリ「リフレッシュ」
する為にも、その他大勢の「脇役(マウント類やブッシュ)が、本来の役割を影ながら果たす必要がある。まるで巧く練られ、構成されたミュージカルの舞台の様に・・。ココに来て「手抜き」しよう・・。や、キリ、キリ、した節約根性?丸出しは、在るべきHONDA復活「道」の「スピリット」に根本的に反する。しっかり顎をひき、背筋を伸ばし、姿勢良く、繊細かつ大胆に、真正面から精進して取り組んで頂きたい「大切」な領域でもある。エンジン斑が現在組み上げるそれが仕上がっても、リフェレッシュなったパワーユニットから伝達される駆動力がロス無く路面にスムーズに伝わる様、ドライブ・シャフトでも「適性化」が図られる。特に旧車では、全てが新品パーツで構成出来るとは限らない。その事からも、愛車の「リフ
「土台」となる部分をシッカリ「基礎対策」工事を施す
レッシュ・リファイン」作業をあまり理由をつけて先送りばかりしていると、慌てる事になる。勿論、私達は「有る物」、「無い物」、「創れる物」、「再生出来る物」、私達流の様々な手段を毎回「駆使」するが、やはり、速めに手を打つに越した事はない。だから手回し良く、前倒しの積極的「リフレッシュ対策」は心して検討頂きたい・・。このリポートで「熱心」なインスパイアーのオーナー・ドライバーが連絡の後尋ねて来た。貴方達の話を聞いていると、長年、特別な「気持ち」も持たず乗り続けているインスパイアーが、自身の認識不足?でとても素晴らしいクルマだったと気付かされた顛末を語った。更に、単なる性能UPだけや、改造行為ではなく、純正車両に潜在する「発揮されていない影の能力」を無理無く引き出す手段に驚かれ、まるで「目を覚まされたようだ・・」と、予算や日程の「吸/排気」改善プランを練ったのも先日の事だ。
リフレッシュ・リファイン済み『ブロック』だけのエンジン本体。
新/旧問わず目覚めて欲しい・・。説明?があれ、これ長くなるので省略するが、インスパイアーは実に素敵なクルマだ。問題はそれに「気付く?」かどうかだ。ワク、ワク、ドキ、ドキ、細胞「踊る!」HONDA車「生活」は、人と同じでは始らない。『お墨付き・・』最新のスポーツモデルでサンデーレーサーを気取るのは平凡過ぎる。もっと4drセダンやサルーンにも手を出して頂きたい。それも、潜在/性能を発揮する方法で・・。上のフォトはエンジン。「適性化」して組み立てを待つブロックだ。そう、もう単なる「アルミの塊」。これ以上バラせない部位までバラ、バラ、にして高精度に仕上げた。勿論、レースに出る為なんかでは無い。日常、永年「愛用」する為だ。組み立てず、オブジェで部屋にディスプレイしたくなる。
エンジン斑?が新車以上に手作業で組み上げてゆく。
すべて「同時進行」で進めている。動力発生源のエンジンも、変速/伝達するトランス・ミッションも、それらを支える土台のフレームにマウントも、更にはホイールやタイアに伝えるシャフトやジョント類も全部といえば、「全部」。私達はず〜と昔から、地球上を走るのにHONDA製エンジンの自動車が飛び抜けて「好き」でした。もう他の国のクルマ・・。例えば、トイツ製の歴史ある自動車や、イタリアの金属音を立てる早そうなスタイルの自動車。そしてフランス製の個性的/美意識な自動車も「目に入りません・・」。特に宗教上の理由などは無いのですが、理屈抜きにホンダ製の自動車に夢中になる自慢?の根治不能な「症状」がありました。とりわけ右足で「操作」するエンジンは純正そのままでもHONDAメイド
バルブも燃焼室も「最適化」入念に組み上げに入る。
であれば大満足ですが、永年使用を繰り返すなか「巡り来る待望」のチャンス!を見て全部バラ、バラ、にして「心行くまで」組み上げたい私達の壮大な理想の“宇宙探検”でした。HONDAを所有するオーナー・ドライバー達は購入/新車時から5〜6万キロ、更には10万キロオーバーまで質感の良い(ノーマル純正)ホンダエンジンを堪能し、不幸にも各部劣化を感じはじめた頃には紹介しているエンジンのように、リフレッシュ・リファイン(再生/復活チューニング)を有効に実施する事で新車時を上回る上質なパワー・ユニットをもう一度獲得する事が出来、2度もの感動的体験を、他の自動車メーカーでは得られない『良質エンジン』で体感出来るのです。今、所有のHONDAに不安な症状がエンジンから感じ取れ
フロント側裏、エンジン/ミッションは全て「留守」だ。
たら、それはクルマからの重要な「メッセージ」です。勿論、キッパリ「新車」購入も素敵なプラン?。『愚図る・・』愛車に気遣いを重ね、修理をするより、最新HONDAをカタログから指差せば、現代の高性能は「誰にでも・・簡単に・・」手に入るのだ・・。どちらが真のHONDA「道」などとは、私達にも即答出来ない。紹介しているこのリポートの様な、・・その「必要に迫られて」では無く、「折込済みの・・遊び・・」で、あえて困難な道を選ぶリフレッシュ/リファイン・マン達には、キリ、キリ、した切羽詰まった緊迫感などは感じ取れず、むしろゆとりや、余裕が溢れている。だから、私達が「修理/再生」を計画するオーナー・ドライバー達にカラカイ半分で、古いホンダはサッ、サッ、っと下取りに出して、最新ホット・マシンに
「別棟」でエンジン斑?は密かに組み上げ、土台に。
乗り換えれば・・。などと、けしかけても、そのプランは全く微動だにしない・・。いや、それどころか、次々計画/予算を増やして来る始末だ。上/フォト:エンジン本体、ダイナモ右/上、そう、もうスペシャルチューニング・スロッルまで既に組み込まれてあるではないか。あの眩しい輝きはスペシャル・バタフライが組み込まれてあるに間違い無い。「適切」なサイズに口径を開き、瞬時に必要量/開閉出来るその準備が万端である事がメカニカルな反射からも充分に想像出来る。私達のチューニング・スロットルの歴史はHONDA・・PGM・・FIの歴史だ。当時、いち早く「高効率」スロットル製作を実施、車種も全モデル製作。で、昔も今も、心得ているのは、「サイズ自慢?」などでは無く、『スムーズな走り』だけだ。だ
「手作業」で組むと、新車時より「丹念」に仕上がる。
から純正サイズ比数値や、ルックス仕上げなど毛頭考えた事無く、ひたすら「個体差別」の手間暇かけた当時からの実績と経験の積み重ねで製作コストも「競争しない」事なのだ。つまり、デリケートな仕上がりが「判る人達へ・・」組み込まれる事だけを望んで止まない。それがMLSのチューニング・スロットルと言う事だ。「確認」をしておく。ミッションだ。エグゾースト・マニフォールドだ。シリンダーヘッドだ。エンジンブロックだと、メカ・メカしく“油っぽい”リポートを進めているようだが、間違っては困る。街乗りの普通な2.0リッターインスパイアーをリフレッシュ・リファインしているだけだ。競技車両を製作しているわけではない。だから緊張感がないか・・?。NO・・「逆」である・・!。一般道での日常使用は何にも増
エンジンが「主役」なら「脇役」の冷却系もリファイン。
して酷使を極め「過酷」だ。オマケニ特別なメンテナンスを要求せず、永年足グルマとしての使命も普通の道具感覚で耐え抜かなければならないのだ。エンジン「リフレッシュ・リファイン」っと言ってエンジン本体だけに気を取られていては「調和」が乱れる。折角、組み上げた完成エンジンの持てる性能を何処でも安定/発揮させるには細やかに冷却システムまで見落とさず管理する。クルマは総合的「チームワーク」で初めて「バランス良く作動」する。オーナー・ドライバー自身の勝手な思い込みだけで絶対!『ココだ・・!』っと、集中的に性能改善やチューニング対策を実施しても「重要」で「大切」な本当の“事件現場”は別に存在する事も珍しくない。これらは経験豊富なディーラーや優秀な整備工場でも特定が困難で、私達の行なう手法で、丁寧に興味を持ち探索を進める「共同プロデューサー」として参加/実施するのがベストだ。
組み込み前の「完成」AT/上の作業前と比べて見て。
これはリフレッシュ・リファイン済みAT。「同じショット」で作業前のオートマティック・トランスミッションをず〜っと上のフォトで紹介しているので外観も見比べておいてほしい。電気モーターの様に高回転を得られない特性の内燃機関は変速機で切り替えてスピードを確保する手段だ。したがってこのインスパイアーのオーナー・ドライバーが立てたプランは賢明な計画と言って良い。エンジン+ATミッション同時進行での手法。それもリビルドエンジンや中古品オーバーホール済みのATミッョン載せ替えでない所が「志」が違う!。目先の「安価」、「高価、」の問題ではなく、『効果!』を問っているのだ。貴殿はどんなに「入念に整備されているんですよ!」と業者に言われた・・お墨つき・・のリビルド製品であっても、他人が無神経に酷使したであろう“素性不明”なエンジンやATミッションを「平気」で「愛用」出来る寛大なタイプだろうか?。
地味なマウントを「見逃す事無く」最大重要視する。
「細かな事」をやっていては時間もコストも限りがないじぁ無い!。絶大な「信頼ある・・」と、される整備業者やカリスマ?チューニング屋さんでも「ソコ、ソコ、に・・」っと巧く手加減するのはプロの“やり口”なのかも知れない。しかし残念ながら1983年創業時からずぅ〜と「アマチュア・スピリット」全開の私達には適当に「跨いで・・通る」風習や伝統は持ち合わせない。ましてや、折角、分解/整備を進めている最中に手加減を加える事など自分自身所有のホンダに置き換えれば「満足出来る」ものでは無い。それどころか、自分の愛用HONDAをリフレッシュ・リファインの真っ最中であれば様々なプランやアイデアが「メリーゴーランド」の如く後頭部を駆け巡り続け、多分白昼夢を見る思いだ。現在、進行している作
「黒く輝く」センター部のココだって手加減なく対策。
業車両が立派にオーナー・ドライバーが存在するホンダであっても存分に効果を狙う試みを惜しみなく「提案したい!」。いつだってそんな「流儀」で「精力的」にやっている。「費用がかかる」や、「時間がかかる」は充分に選択しての事だ。「意味不明?」なエコ・チューニングやサーキットでの実践から生まれた・・とされる様な、空力パーツに惑わされる位なら、正統派チューニングに心血を注ぐ事だ。自分自身で簡単に取替え可能なパーツだけや、最寄のショップでポン替え儀式だけに終始していては「ある・・領域」以上の世界は体験出来ない。世間でポピュラーとされる整備方法やチューニングでも私達には“モッタイナイ”と断言出来る「パーツ」や「手法」は数多くある。私には関係のない事と決めつけず、所
地味な「脇役達」が振動や傾きやフィールを支える。
有のホンダをもう「一歩深く」探索して欲しい。頑固な「堅いアタマ」は「思い込み」だけに結果まで左右されてしまう筈。私達が時たま適切なタイミングを読み「小声で囁く・・アドバイス」にも漏らさず耳を傾けて欲しい。実施後、数年経てばその決断は必ず、心地良い結果をもたらす。新車は設計どうり流れ作業で機械的に量産される。私達が進める「リフレッシュ・リファイン」製作/対策では、もう半歩踏み込んだ改善/改良を「悪戯っぽく」織り込みたい。“悪戯っぽく”は、柔軟な手法で「手堅く・・仕上げる」である。これは子供の様な好奇心溢れる観察力と、確実で効果的なOTONAの考え込まれた「ヤリカタ」。その二つをオーナー・ドライバーと共に知恵を絞り、難題解決を図る。それはオーナー・ドライバーにとって
振動も、発電も、冷却も、空調も、ベルトも、リファイン
は予算だったり、私達にとっては工作/方法だったり、『夢溢れる!・・苦難の道?』だ。だから、より「興味深い」。お解りだろうか・・。エンジンに“火が入る”日も近く、多忙な仕事柄、急な来阪予告は迷惑だろうと・・早速「電話」しょうとした。そんな折、“勘の鋭い”オーナー・ドライバーからこんなメールをベストタイミングで頂いた・・。◇:お世話になっております。桜が終わり、つつじとハナミズキが鮮やかな季節ですね。毎年休日出勤のGWでありますが、楽しみなのは富士でのGT500kmレース。**日・決勝。プレゼン準備を抜け出して出かけてきます。わがHONDA NSX、前戦・岡山圧勝の流れのまま、高地で不利な富士でも、SC、Zに一矢報いて欲しい・・・と願う今日この頃。わがCB5−GTの進捗はその
新たな冶具で試作⇒製品へ、EXマニ斑の眠れぬ夜はつづく。
後、いかがでしょうか。幸いなことに、足のない不便はなんとか間に合わせております(笑)と申しますのは・・・仕事仲間がアルファロメロに乗り換えまして、それまで乗っていた「クライスラー・ネオン」を下取りに出そうとしましたが価格に納得がいかず、それなら身近で大事に乗ってくれそうな部下に譲ろうかと思案しましたが、東京は月極駐車場が高い。若いひとり暮らしでは、維持できない。そして、そのオーナーから申し出があり、2台分の駐車スペースもないことだし、引き取り手が見つかるまで、しばらく預かってもらえませんか。私も渡りに舟!借りることになったのでした。いやぁ、アメ車にはじめて乗りましたけど、こんなに燃費が悪いとは。ガソリンが高騰し贅沢品のご時勢だというのに。ネオンさんリッ
メーカから取り寄せ、ポン付けするのとは「手間暇」が桁違い。
ター5キロ。オーナーの「気持ちが離れたクルマ」はみじめなもの。まだ3万キロだというのにデフ付近から異音・・・たまらずATオイル交換。しかし、この燃費の悪さはどうしたものか。エンジンオイル、エアクリーナーも替えようかと、思案しております。右ハンドルながら外車は外車。右左折時にワイパーを動かすこともなくなり、ぶ厚い鉄板の剛性に助けられながら、加速は鈍いけれどコーナーを攻めるのが唯一の楽しみ。なんてすっかり遊んでおりましたら、借りものネオンの走行距離が3万キロから4万キロへ近づいてきているのに気づき大変焦っております(笑)わがCB5−GTの進捗も気になりつつ、お便りしてみました。「戯れごと」長文になり恐縮ですが、作業進捗、受け渡しの「見通し」につきましてご連
完成マニフォールドが組み込まれる直前のエンジン
絡、お待ちしております。:◇まるで、スクリーンに映像が繰り広げられる。そんなイメージで綴られた匠で、判り易い文章運びにうっとりしていると、随分時間が過ぎていた。頂いたメールでも触れられているとうり、愛車がホンダの場合、すべてが「高性能」過ぎ、幸せ独り占め?である事を忘れ去っている。特定の輸入車に限らず、ホンダ車が「日常」になってしまうと始末が悪い。まるで、美人の奥様も、毎日暮らすと普通?の日常になるのと同様なのかも知れない。そんな「完成を待つ」内容に目を覚ますまでもなく、工房で私達の戦いは、全く歩みを止める事は無い、イヤ、それどころか、ハイスピードで日夜、進めていると言っておこう。閲覧者「全員」がお解りのとうり、サンプル製作から1台だけの為に、心血
「迫力、満点!」。完成モデルがエンジンに組み付けられた。
試作、テスト、実走、改善、改良を、手間暇かけて根気良く繰り返し完成させた、美しい5気筒専用オリジナルマニフォールド。
を注いで、作業対象車両が持つ個体差だけに集中/適合だけを目的に実走を重ね、夥しい数の試作を時間と工作/手間をかえりみず、「完成モデル」だけを目指し続けた。「他では」無い!、5気筒2.0リッターエンジン専用の高効率エグゾースト・マニフォールドが完成/直後のエンジンに今、組み込まれた。復習/項目になるが、最初からこのインスパイアー・オーナードライバーの練られた「計画」は実に「秀絶!」だ。現在、マニフォールドまで組み込まれた時点から、最初の私達との出会いにまで振り返っても圧巻、舌を巻く!。第一期工事は「吸/排気」トータル・リファイン作業からだった。完成後は一旦、東京まで引き上げている(「吸/排気」効果を地元で味わい、更なる展開を準備する為でもある)。勿論、
こんな「市販」の、タワーバーが最初から付いていた。
この頃から聡明なオーナー・ドライバーの「中期」プログラムには、エンジン本体、オートマティック・トランスミッション。更には、「まつわる所」の、土台/周辺、即ちマウントやブッシュに到るまで「青写真」は準備出来ていたのだ。後に、第二期工事の依頼が入ってきた(再び、フット・ワークも軽く、OSAKAへステアリングを向ける為だ)。そんな原動機/本体や、変速機が精密/再生された、最善/最良のこのタイミングで、専用の高効率エグゾースト・マニフォールド設計/製作に踏み切ったわけだから、もう私達も「(度々・・感心!する意味での・・)やられっ放し・・」状態だ。閲覧中の貴殿もこの「流れ」、是非!、押さえておいて欲しい。まず、「吸/排気」が、その後の展開へのスムーズな入口だ・・。「理解力/抜
強力デュアル(2本)タイプで新設計/専用製作した。
群!」な、全国のオーナー・ドライバー諸氏には、もう余計な解説だろうが。で、このオーナーは「補強!」でも積極的なアプローチだ。市販、ツルシ物(ひとつ上/フォト、赤いソレ)とは言え、一般的には充分?とは言わないまでも「それは、ソレ、」。エンジンルーム内の補強は「もう・・これで・・」っと、尻込みし、ココを進化させる事はひとまず見送る諸氏も居るだろう。しかし、彼は「違う!」。完成したオートマティック・トランス・ミッション、エンジン本体、専用/特製5気筒用エグゾースト・マニフォールドを車体とフィットさせた直後、フロント回り(エンジンルーム内も)補強は、私達が創り出す「完全オリジナル」仕様で組みあげる、揺るがぬ計画だった。つまり、一箇所でも作業部位を省き、消極的に「節約?」では無か
「強靭」新設計バーの右に美しいマニフォールドが・・
った。即ち、この強力デュアル(2本)タイプで新設計/専用製作したフロントタワーバーに「関連付けて・・」インスパィアー1台、「トータル」でプランを立てているのだ。私達も全く同感だ。こんな場面にまで及んで「コストカット?」を始めるオーナーがもし居るのなら、両手を広げ、首を傾げ、派手なゼスチャーで「肩をすくめる・・」ポーズをプレゼントするしか無い・・。「そんな事」より、FFミドシップの弱点を知っていたならば、「頑強過ぎる・・」とも見える、デュアルタイプ(2本式)フロントストラット・タワーバーがCB5のパフォーマンスを飛躍的に向上させる「鍵」である事は説明不要だ。ある時、こんな事を言ったオーナーがいた。それは同レイアウトを持つビガー所有者だったが、長い縦5エンジンである為、ガッチリ横断する
縦置きエンジンの車体「剛性不足」に正面から対策。
タワーバーはプラグ交換が「難儀?」だ、と漏らした。まず、先端がフレキシブルに動くレンチであれば良し、手持ちがなくても、3本ナットを緩める位は「日常メンテ」の範疇。それより、今日のエンジンに、最新のプラグをセットして、どれ位の「頻度?」で、プラグ・コンデションを覗くのか、疑問?。そんな“旧態然”とした不適格/習慣を身に付けている事のほうが、『難儀!』だと言える。所有車両の「特性」をよく理解し、必要優先「順」をシッカリ見極める事だ。「子供じみた」我がままは、実に“大人気”ない。上/フォトを見て驚く!事は無い。FFミドシップを熟知していれば、「頷いて」いるはずだ。横置きエンジン搭載車とは異なり、ねじれに強靭とは言い難い。だから、時間を惜しまず、手間を掛けてまで、フェンダー
ホラ!斜め前から見ると、こんな「具合」だろうか・・。
内部にまで施術を施す。それも、重量増を尽く嫌い、様々な方法を「仮組」し、そこから、出来うる限り、シンプルに「高効率化(軽量化)」する。だから、「たった・・これだけ・・」では無く、「手段を・・尽くした・・結果」こう、まとめ上げたと言う事だ。答えだけを見て、安易に「トヤカク」は言えないものだ。エンジン・ルーム内に設置されたデュアルタイプ(2本式)フロントストラット・タワーバーと組み合わさって、「相乗効果」が生まれ、より実力を発揮する。上のフォトを見て「驚く!」事は無い。レーシングカーや、サーキット走行専用車を製作しているわけではない。日常の普段使いの単なる『乗用車』だ。誤解?されないようシッカリ「強調!」しておこう。私達も、オーナー・ドライバーも、「損得・・抜き!」で、熱心に取り組ん
左サイドフェンダー内、右側とは形状が「異なる」。
でいるのはただ1つ、このセダンが得られぬスポーツ・セダンだから。イヤ、訂正しておこう、「スポーツ・カー」だからだ。貴殿はまだ、お気付きにならないだろうか・・。アスコットも、ラファーガも、ビガーも、インスパイアーも、排気量に関らず、縦置き5気筒エンジン搭載車ならば・・・どれも、そう・・。ピン!と来た方は、早速、車両入手に走れ!。上/フォト:左右で補強の形状が微細に異なるがこれで「普通」。もっと言えば、二台まとめて製作しても、二台共、同一では無い。理由は簡単。個別差、個体別差に忠実に「造り分け」している「証拠」。同条件の車両など見たこと無い!。だから工房に持ち込む意味があるのだ。この形状に決定されるまでは、何度もの「仮・製作」をTESTし、ココに行き着いている。後に、
目的は「最適/整備」出来うる限り「不適切」箇所排除
丹念に塗装され現車へ「ビルト・イン」されるのだ。FFミドシップとは言え、サス・システムの特製を無駄なく発揮!させるにはリアへの「施術」も必要だ。こんな場面でオーナー・ドライバーに「リアも・・ヤリマス・・カ?」。・・等と、一々“野暮”な問い合わせはしない。「バランス」を考えれば、当然!ではないか・・トウゼン。お互いの“呼吸”はもう読めている・・。上/フォトは、パワステ・ポンプ。「交換」対策!に踏み切った。やや「懐かしく」なった古いクルマは「不整備」車両が目立つ。自慢げに古いホンダを誇るオーナー達にも「無神経」なメンテナンスは少なく無い。大事に乗っているだろうと、拝見すると不整備/放置主義派オーナー達の「無謀ぶり」に言葉を失う場面もしば、しば。ここでのオーナーは全く「違う」。走
ハンドリング向上を目指しリア主要部へも積極対策。
行TEST時から発覚していたパワステ不調を伝達すると、速攻、積極/対策となった。幸い、パーツがあれば事なきを得るが、適合部品が無い場合、「困難な道」が立ちはだかる事となる。だから、「そのうちに・・」でなく、前倒しリフレッシュ・プランの「有効性」が発揮!されるのだ。古いクルマは「故障」を確認してから「部品」を探しても殆ど「手遅れ」。又、今度、・・などと特に「重たい腰」のオーナーは間違い無く『要注意!』だ。永年愛用を考慮、主要必要箇所に強度UP!対策を図る。リアサス周辺/応力集中部位にピン・ポイントで施術を施す。間違っては困るので説明すると、エンジンルーム内、両フェンダー内部、リアサス周辺、補強/対策箇所が分散して細やかで「素晴らしい」と、賞賛して頂くのはまだ早
ウインドー脇に挟まれているのは「チェック・ファイル」
い。この該当、個体車両ではリポートの結果が結論だが、実は更に別の複数箇所にも対策/テストは実施された。数多い仮補強箇所から実走を繰り返し、更に絞込みを行い、最小限の“省き所”を見つけ出す行程があった事の理解も必要だ。即ち、施術箇所が多いから良い「仕事をした」では無く、結果、意外にシンプルであっても、「有効箇所」を発見/対策した結果的に見せない重要な『裏の行程』も忘れず“読んで”欲しいものだ。つまり、ソノ必要箇所を「捜索活動」する行程自体が実に「難儀」な事だと言いたいのだ。プラン進行も最終コーナーに迫り、作業項目の再確認!や、念の為、実走TESTを実施、オーナー・ドライバーに「シェイクダウン」情報を提供する。理解を示す「紳士」達は、こんな頃でもジャ〜
「ノーマル然」のリア・フォルムは、OTONAの「印?」。
「スグ取りに行きます・・」。・・などと、セッカチな回答はしてこない。実に超・協力的な対応で、慌てないから、充分時間を掛けて下さいね・・。・・っと、まるで予断を許さないソノ現場を「お見通し・・」の如く余裕タップリだ。そう、ドラマはこの頃から更にクライマックス突入であり、もっと言うと、「3歩歩いて→10歩下がる」出来事も稀でないのだ。そう、今こそ「油断大敵!」。「陰口」は叩けない。・・噂?をしているとオーナー・ドライバーから「お便り」を頂いた。◇:Kです・・。お世話になっております。「進捗報告」ありがとうございました!。一昨日4日は、予定通り「スーパーGT・第3戦」の観戦に富士スピードウェイまで出かけてきました。ココロにしみいる爆音、久々に堪能いたしました。癒されました(笑)富士
普通のジエントルマン4Drセダン「能有る鷹は爪隠す」
は「直線番長」のサーキット。NSX勢の不振は想定内に終わりましたが、レクサスSCのストレートスピードがあまりにも速いのに吃驚。(36号車・**号のペナルティ裁定にも吃驚・・・でしたけどね)今年は300クラスも面白くなっておりましておたくなプライベーターと揶揄されていたランポルギーニが善戦。ポルシェGT3がぞろぞろと走る中、かん高いV12サウンドを奏でてターン1を立ち上がっていく独特な存在感に、わがCB5−GTがオンリーワン設計のマニフォールドを得て、咆吼を奏でる日が楽しみでなりません。仕上げ作業、どうか「じっくりと」お願いいたします。私の仕事もそうですが、前工程でねばった企画ほど、仕上げ工程での妥協は一切ありえません。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。:◇
完成車両を引き取りに来阪時、お土産に「頂いた・・」。
パイとパイの間には、アーモンドを淡くローストした「アーモンドプラネリ」入りのクリーム。アーモンドの香ばしさとほろ苦いチュコレートが奏でるハーモニー(スイートチョコレート)。パイとパイの間には、アーモンドを粉にした「アーモンドプードル」入りのクリーム。マイルドなアーモンドの風味と、ミルクたっぷりのチュコレートが奏でるハーモニー(ハイミルクチョコレート)。パイとパイの間には、ヘーゼルナッツの入ったまろやかなクリーム。チョコレートの中にはヘーゼルナッツとアーモンドが・・・。ふたつのナッツの香ばしさとソフトな甘さのチュコレートが奏でるハーモニー(ヘーゼルナッツチョコ)。香ばしく焼いた3層のパイの間に、リッチな味わいのクリームをサンドして、チュコレートでやさしく包んだ3つの味。そんな美
小径サイズのステアリングは9時15分スタイルで・・。
味しさも、ボリュームも、いちだんとアップしたミルフィーユ。冷蔵庫で冷やして頂くと美味しさがいっそう引き立つと、説明書が添えられたあった。前回、第一期工事でも予想外の名物を頂戴したが、(計画と実行55・・お調べ頂きたい)加えて更に今回も心を込めた品、有難う御座います。そんな美味しいスイーツは深夜の休憩時間に熱い紅茶とお気に入りの音楽でゆっくり味わい、オーナー・ドライバーのお洒落な心遣いに感謝する事になった。そんな真面目で気配り満点のGoodセンスな紳士は、完成車両の引き取りでの来阪計画でも、OSAKAまでの移動「約束」時間に狂いの出る訳も無い。それよりコチラの方も久しぶりで再会が楽しみだった。何せ、この2期工事で多摩区在住の愛車をOSAKAの工房
直進路で慎重にスロットルを開ける。緊張の瞬間だ。
へ“仮住まい”させてから既にもう幾つかの「季節」が早くも過ぎ去っていた。加えて嬉しいNewsもあった。奥様も同伴でOSAKAまで来れるらしい。そりゃ〜ぁ・・大歓迎に決まってる!。イヤッ!それ以上にもうこれは、「ドラマティク」なストーリーではないだろうか。そう、クルマ好きなら一度は味わって見たい「夢の」シナリオだ。それは、こうだ・・、そも、そも、このホンダ、ご兄弟から譲り受けた個体だ。他の人物だったら手荒に乗り潰してポイ!。そんな例も決して珍しくないだろう。しかし彼は確実で着実に「オリジナル・スタイル」で元気「回復」プランを、それもプロセスを存分に味わいながら進める事にしたのだ。そこには2.0リッター、5気筒エンジン搭載、4Drセダンから来る一般的印象とは異なる、自分流
美しい都会の景色をバックにオーナーのドライヴで・・
「スポーツカー」が描かれてあった。持ち前のそのセンスを活かしクリエイティブな職業の彼は、2シーター「オープンモデル」だけがスポーツカーと呼ばれるなどとは「堅苦しく」、「柔軟性」の欠落した発想の主ではない。即ち、スポーツ・カーはディーラーへ買いに行く。そんな平凡な行動手段でなく、手にしたホンダを素材に、住いの関東圏から→OSAKAに持ち込み、自分仕様の「スポーツセダン」に企画/開発を実行した。ここでは市販キットパーツの有無や、同種の前例など全く問題にしない。何故なら、重要なのはオーナー・ドライバーが描く「イメージ」をフリーハンドで具体化するオーナーと、私達モーターライフ側スタッフの「共同/協力」作業だ。この期間でとても好きな「シーン」が発生する。それは車両/製作
TESTドライヴの後一休み、奥様と仲良くOKポーズ。
の期間、そのホンダはオーナーの手元を「ある期間」離れる事になる。当然、知人、友人、家族達は折に触れ、「そう言えば最近クルマは・・?」っと、の質問が投げかけられる。そしてこの“セリフ”を言ってみたい。・・そう、あの古いホンダはOSAKAの専門業者の工房でたっぷり時間をかけて「リフレッシュ・リファイン」中なんだ。パーツなんかも無くて、全部1から「専用/製作」で苦労をかけてるみたいなんだ。おかげで最近ではもっぱら健康も兼ねて自転車でけっこう遠くまで出向いてるよ。ハァ、ハァ、!・・っと、さりげなく。そう聞いた相手は疑問だらけだろう。どうしてホンダなのか、どうして4Drセダンでスポーツモデルでないのか、更にどうしてそれがCB5だったのか・・。それでいい・・。そう、理解不能で良い。一般的に世間ではそう言った連中で溢れている。説明するのは面倒、そんな事より第3期工事のプランを練ろう。
新/旧インスパイアー愛用のオーナー諸氏。「潜在性能」を引き出す改造ではない「調律チューニング」。そのHONDAに長く、大切に乗り続ける為の“OTONA”の『ブラッシュ・アップ』。先ずは、「吸/排気」向上計画から。呼吸器系を開放してホンダらしい走りを目指す。HONDAのステアリングを握ればOSAKAはあっ!と言う間・・。計画の「予算」と「日程」を今スグお知らせ下さい!。
計画と実行79