ホンダ ホンダ車チューニング アコードユーロR アコードクーペ ワンダーシビック KA7レジェンド CC2ビガー シビックフェリオ
計画と実行28
「ユーロ」オーナー。「温故知新」言わずもがなの・・世界。
この、オーナー・ドライバー、初めて「電話」を受けるわけでは無い。それどころか、「ホンダ」は「バイク」屋などと、皆が平気で口ばしっていた時代。そう、1983年私達が、HONDAだけに徹底/集中して「クルマ」と「生活」の「あり方」を・・。等とキャッチ・フレーズを掲げ、モーターライフシステムズ「本体」のイグニッションキーを捻り、ウォームUP!を始めた頃、もう既にいち早く私達の存在を目敏く“嗅ぎ”つけ、繰り返し「門」を叩いた。あの頃、おとうさん愛用だった「特製」ABプレリュードに同乗/同行してやって来て、公園側からの柔らかな「光」がブラインド越しに「眩く」入り込む、個性的な私達のオフィス&サンプル・ルーム内を悪戯をしながら走り回っていたその可愛い目がチャーム・ポイントだった「ご子息」はもう、「大学」だ。と聞いて改めて「驚いた」。即ち、このオーナー・ドライバーのホンダ生活は、私達と「二人三脚」で歩んだ時代が相当続いた。家族構成、職場の異動、移転、など「人生」の「進化」に伴ない、連絡ない空白期間がやって来た。そんな折。「電話」が久しぶりに入った・・。移動中のユーロ「R」の車内からだ。確か、知り合いのモータース屋で、旧SI−Rから移植?したパーツの「吸/排気」をまず最初からやり直す。ユーロR専用スロットル(新規設計専用/製作)+EXマニサイズ変更+修正/追加工+触媒オリジナルスポーツ加工+中間パイプ新規専用/製作+テールエンドマフラー新規専用/製作+追加サブサイレンサー同時、進行用/製作。もう、私達が、どんな「クォリティー」で「何をやるか・・?」。を、長年の付き合いから「十二分」に「理解」していて、高速走行中のユーロRの中からでも、簡単にメニュー相談が、完了してしまう。特筆したいのは、いつクルマを預かっても繰り返し関心する事がある。とにかく、クルマが「綺麗」。イヤ、綺麗にメンテしている車両は、数多く見て来ている。そうではなく、“無駄な事”をしていなくて「スパルタン」。その一言。実に、いつ乗っても気持ち良い。そして、これがとても良く「走る・・」。これを「感」と呼ぶか、「センス」とするか、それは「様々・・」。しかし、所有のクルマに触れ、後、語り合うと、素朴ながら手を貸したくなる「提案」が示される。
バイクフレーム同理論で補強/タワーバー追、製作。
「ツボ」を「揉む」。その表現どうりの実質的、有効、確実、補強。結局、宿題として私達に出されたのは、そんな市販では「存在」が「無い」。当、対象ユーロR車だけの個体差に「キッチリ/マッチ」する特別/専用/設計/製作。そも、そも、実戦アスリートには無駄/不要の筋肉はかえって邪魔そのもの。と、“ゆるい”市販、各メーカー補強KITは頭から敬遠した。出来るだけ「目立たず」がモットー。その「甲斐」あってか、実際、殆んどのユーロRオーナーでも、気付かないらしいが、目敏く見つけたその人たちは、しばらくの間、完全に釘付け「状態」。っと、得意そうに、爽やかな笑顔で、笑った。
全く、初めて「出逢った」その日から「今日まで」。人気や、ブームには関係なく20数年ずっと“ホンダ”「道」を続けている数多くの「同胞」。決して、ホンダ一筋で、クルマ生活を続けて来た事など全く自慢では無い。その頃「学生」だったり、20代「前半」だった彼ら。その頃からまるで数ヶ月しか経過していない様な、アノ「表情」とその「笑顔」。今もホンダを目一杯走らせてやって来る。「クルマ」と「生活」本当のモーター・ライフ」。実に、途切れずハートと共に繋がっている。
計画と実行29
アコードクーペの(彼女・・)。センスは乗り物にも表現、判別される。
少々「ハスキー」で、決して言葉数が多い訳ではないが、とても「歯切れ良く」話す・・。もう、2年前の事だったが記憶に残っている「その声・・」。地元新潟でインテリアデザインの仕事をするその“彼女”。忘れた頃に時たま電話で近況を知らせてくれるが、なにやら今回は、愛車の追加/作業らしい。スタイルがお気に入りで手に入れたクーペ。何度か、電話で「相談・・」。決心?の上、OSAKAまでクルマを持って来たのは、季節が変わって、それからの事。私達がすすめるエンジンに全く負担が掛からない「究極」のライト・チューニングプラン。「吸/排気」トータル・リファインチューニングに決定した!。っと、少々悪戯っぽいキュートな笑顔で、微笑んだのが、初「対面!」実に、印象的だった。オフ・ホワイトのコットンジーンズに、細かなボーダーとスリムなロングスリーブ「Tシャツ」。肩まである髪を後ろでキュッ!っと束ね、キラ、キラ、した「瞳」を少し細めながら喋るスタイルは、独特のモノ。次のクルマを物色する気配は全く無い彼女。あれから数えると、2年ぶりの来阪。OSAKA訪問の目的は「二つ」。ひとつは、最近矢継ぎ早にOPEN!する、私達モーターライフのオフィスがあるエリアに隣接するスタイリッシュな店舗を精力的に「取材」する事。そして、本人最大の「目的?」。っと、言う。次なるチューニングは、前回の走行性能UP!に伴い、くたびれてしまったサスペンション。 私達のオリジナルに完全取替え(調整・・!)加えて、ボディーの気になる部分を、ハンドメイドで、補強を「施す!」っと言うもの。仕事柄、打ち合わせの現場へは、いつも愛車を乗り付ける。すると、必ず、クライアントは、仕事の話の前にゾロ、ゾロ、パーキング・スペースまで出てきて、他で無い、個性的なホンダサウンドを放つ“彼女のクーペ”についてあれや、これと、次々質問を浴びせ掛けるそうだ。そんな事から、取引先で、「彼女+クーペ」は、チョット「有名」らしい!。結果、チューニング・クーペとの生活は仕事の都合上も、とても「快適!」で、うまく行ってる。数日滞在の後、完成車を引取りの彼女。今日は、“自慢のライン”を活かしたタイトミニに、アディダス・スニーカー。来週からイタリア「出張!・・ょ」。☆絶対★!「お土産」買って・・送るから「ネェ〜!」っと、元気ある声と反比例したやや寂しそうな笑顔を残し、イッキに「走り去って」行った。
計画と実行30
デルタやチンクを愛する仲間を尻目に、ワンダーフリーク「道」。
コマーシャル製作会社でデレクターをするオーナー・ドライバー。「業界人達」は挙ってスタイリッシュな外車に乗りたがると「断言」。あの、ジョンレノンも「愛用」した事で、判る諸氏にはまず「解る!」。○○眼鏡店のメガネ・フレームを中指で繊細に少し持ち上げ、真っ白な歯並びの良い屈託のない笑顔でとても楽しそうに話し出した。すでに20万Km近くを後にした真っ「白?」な彼の「ワンダー」。もちろん、コレ1台で“すべて”を「ま、か、な、っ、て」いる。他の「乗り物」には全く目移りしないオーナーの意志は「硬い」。決定!各部レストア+オリジナル「有効」リフレッシュ・リファインチューニング。
 
「初代」HONDAスポーツ。S600/S800を再生、復元、改善、改良、対策となんら「変わらぬ」レヴェルでワンダーを「施術」。
ブロックを精密オーバーホール加工。決して、普通のチューニング・ショップやレーシング・ガレージである、パワーアップだけ「目的」の「手法」でなく、日常のメンテナンス「使い勝手!」そして、耐久性。全ての面でバランスの取れた純正タイプ「R」をさらに進化!させた性能を確実に「確保!」。日常で不安なく有効/利用出来る、実用スポーツエンジンを製作。
加工を「施す」事が目的では無く、目指す!「仕様」に完成させる「手段」だ。
ヘッド部にも、私達「独自」の細やかな「加工」と、チューニング「調整」の手が奥深く入って行く・・。(深夜から明け方まで黙々とエンジン「専任」担当者が、根気強くデリケートな「超」精密作業を行っているのは、20数年以上も変わらぬ、モーターライフ内エンジン工房での日常風景だ。)作業がより、複雑/高精度化するほど、不思議に「ユニーク」で「効果的」なアイデア!が次々生まれてくるものだ。それは、同じ手法を繰り返えさず、毎回「改善/改良」を意識し「進歩」させる。
完成品KITなど無く、1台づつのエンジンコンディションを見極めて実施!。
1983年創業時からスポーツエンジンなどに限定する事無く、結果/収集。
既に、廃盤のEXマニ(エグゾースト・マニフォールド)は、私達の「手」で丹念に設計/試作/改良/改善/組み込み/実走/修正/を満足ゆくまで繰り返し重ね、専用「製作」。完成するエンジン固体の特性を睨み、結果、超精密モーターの様に気持ち良く回る「役立」つエンジンを目指す。KIT品をポン付けせず吸/排気システムを毎回、製作する重要性は深い。
採用は1セット、数々の試作は陽の目をみず、廃棄。
ご期待!に沿う様、全くの白紙から設計/開発/製作。当然!冶具を作って「量産」しよう。なんて、考えは、「毛頭無い!」。だから、このワンダーだけの為の“固体差”に徹底的に拘り、相当量の試作品を作り、実走を根気良く熱心に繰り返し、最良品の1セットとした。必要に応じ、EXマニは作るが、やはり、オーナーの「理解」と私達の充分なエネルギーが毎回必要な苦労アイテムだ。特製オリジナルの中間パイプへスムーズに繋がるアンダー部の貴重なショット。左/下
特製マニフォールドから同時製作フロントパイプ部
忘れていたが、フレッシュエアーは「弁」サイズから全く「新・設計」。オリジナル・チューニングスロットルからイッキに「吸い込み」組みあがったチューニング・エンジンへ力強い「爆発」エネルギーを伝達。ピストンに与えた「排気」は、効率良いEXマニから特製オリジナルの「中間」パイプへ。そして、最後の「高効率」テールエンド・サイレンサーに導かれる。純正マフラーは、消音部が左/右「釣り」。これを「設計」変更して、シンプルに右出しをオーナーが提案!。もちろん、サウンドや吸気スロットルからテールエンドまでの「吸/排気」バランスはこのエンジン性能にマッチさせた「唯一無二!」。
ホンダ製品に「毒」のないサソリ・マークなど全く「不要」。
「一味」違う・・クルマ。を目標に、結果、設計レヴェルが不安な輸入車に逃げ道や「夢」託す事無く、緻密な日本の誇り。「程よい・・」ヴィンテージHONDAを「さり気なく・・」熱血仕様に改善。依頼でリア強化(2本)タイプタワーバー設計/製作や、サスペンション変更。各部/補強!等、入念に「各部レストア+オリジナル有効チューニング」を入念に実行。すべては、オーナーのオリジナル「プラン」。貴方自身が、監督でプロデューサーの立場!。私達は、作業を手伝うパートナー。クルマが「古いから」や、パーツが無い、廃盤だ!などと、口に出す前に、「夢の実現」を、イメージする事から始める。伊、独、仏、個性派揃いの彼の職場の駐車場。深夜に及ぶ撮影を終え、帰宅時、数台の混血ホットマシンが一斉にセルを回し始めるらしいが、鼓膜を最も強烈に“微振動”で揺さぶる、ひと際、圧縮比を感じさせる「高周波」音の心地よい特製ノートを聞かせるのは、「評判!」どうり彼のオリジナル・ワンダー。今、歴史ある1台のクルマとじっくり取り組む。
計画と実行31
KA7レジェンド。エンジンを先に完成させ「吸/排気」の重要性再認識。
今、資料を調べながら書いている・・。今からほぼ、「19ヶ月」程前だっただろう、当時手に入れたレジェンドが、メーターの走行距離は8万キロ程の車両。普通に走行するには、取り立てて問題はないが、オーナー自身の“勘”?では、どうも、15万キロ位はオーバー?しているのではないか!。っと、山梨から「電話」が入った。で、いったい「何」。いいチャンスなので、OSAKAまで持って行くからエンジン部分を中心に念の為、点検を兼ねて、リフレッシュ・リファインオーバーホール!をスグ!実行したい。で、具体的に話を伺った。正直に、実行出来る予算を「設定/やりくり」。C32Aパワーユニット(エンジン部分だけ)まず、実施した。※私達モーターライフでは、エンジンと言えども、予算枠に応じて、ある程度セクションに分け、「有効で/効率良く」チューニングやオーバーホール、そして同時進行で「リフレッシュ」を頭で考えて進めている。相談する前にエンジン「な、ん、か、は、」絶対!開ける事出来ないんだ・・!などと、勝手に「思い込まない」で、気軽に、楽しく、相談頂きたい。何時も、ネットの向こうで、同胞の「ノック/Tel」を待っている。そんな目標を目指し!アレコレ、相談するのもホンダ好きの「楽しみ」。そんな話は、ともかく。作業完成車を地元に「持ち返り」、ガン、ガン、酷使。あれから3万6千キロ程仕事中心に走りまくり・・ました。 と、「電話」が入ったのは、先月の事。なのに、今日は、少々、ハイテンションな話ぶりで、受話器の向こうから、彼、独特の個性有る表現で「強烈!」にメッセージが伝わって来る。要約?すれば、エンジンは、まるでモーターの様に(V6と言うより、直4DOHCのレスポンスっと、言った)しかし、予算の都合。「吸/排気系」を全くノーマルのままで、使用しているので、そのエンジンの持てるポテンシャル(潜在性能・・すべて)が、有効/確実に出せないのが歯がゆく実に「悔しい!」。サス系も、地元で「ポン付け」したダウンサスだ。これでは、性能以前の根本的問題。これらを含め、一括で「解決!」させたい。二度手間にならない為の「一筆書き」だ。※一般的に行うパターンは、「逆」。エンジンはまだ問題ないので、エンジンに全く負担の掛からない効果的、「超」ライトチューニング「吸/排気」系。から、進め!エンジンオーバーホールや、リフレッシュ・リファインチューニング時に今回の様な「事」にならない様、事前/準備!して置く。で、当然!このクルマでの対策は、 1、ハンドメイド製。特製チューニング・スロットル専用/製作。 2、触媒スポーツ加工 3、中間パイプ専用/製作。 4、高効率グッドサウンドマフラー専用/製作。 5、同時専用/製作、サブサイレンサー。 1〜5まで実走を丹念に繰り返し、エンジン調整を実施。中間パイプ、高効率エンドマフラー、特製チューニング・スロットルに「追」加工を加え、該当車両そのものの、「固体差」に合わせ、結果が出るまでセットアップ作業を「熱心!」に進める。 6、走行パターンを、オーナーと打ち合わせ、MLS(車高調整/ネジタイプ)特製・ユーロチューンサスKIT専用/製作。 7、MLS強化ツイン(2本)タイプフロントタワーバー組み込み。 7〜8実走を繰り返し、結果が出るまでセットアップ。後日車両引取り、今回は奥様も同行され、なにやら、ジャネットのドーム・コンサートをご覧になって来た「帰り」っと言う事だ。会話も「ファンキィー」そのもの。ここは、HAI!な奥様には、モーターライフのオフィスに隣接する「メジャー・ホテル」のコーヒーラウンジで、ひとまず待機!して「頂く・・」。そして2人だけで、高層ビルの立ち並ぶ一段と美しさを増した、夜のオフィス街へとKA7のノーズを「向けた・・」。
計画と実行32
プレリュードの方。娘に譲られた辛口道具を再生/リファイン。
一度、車内の携帯から、私達モーターライフ「オフィス」の場所確認!の為、簡単な連絡があった・・。ものの数分もすれば、オフィス前に「到着!・・」。ドァーを開け・・。チョット驚いた!すこぶる趣味の良いタイトスーツに身を包んだ、スレンダーな女性が、そこにいた・・。勿論、ルックスなど、言うまでも無い「事」。いゃ!電話で、話して要る時から、クールな話運びだったことは、とても、「印象的」。そして、ご本人登場は、ちょっとしたカルチャーショック!。取り急ぎ、話しを伺う事に。聞くと、お父様もなかなかのホンダ「好き!」。いまだに、ガレージには、トライアル、モトクロス、ロード、と “羽根マーク”?のモーターサイクルが、何時でも、出動!準備「完了・・」。で、「ス・タ・ン・バ・イ」していると、・・言う!。そう、私達モーターライフを尋ねて来たのは、想像どうり、父上!の「薦め・・」だと打ち明けた。その「ファーザー」から譲り受けた、プレリュードは、5M/Tの辛口!ホットバージョン・・。彼女が乗り継いだ頃には、すでに、10万キロを、オーバーしていた。今回の指令?は、完全な、エンジンリフレッシュ・リファインオーバーホールチューニング+特製、オリジナル・チューニングスロットル製作から始まる、触媒オリジナルスポーツチューニング+中間パイプ特別/製作+高効率グッドサウンド“カーボンケプラー”高性能マフラーの「専用/製作」。更に、オリジナル強化ツイン(2本)タイプストラットタワーバーでのフロント/リア「剛性」強化!。と言うモノ・・!。こうして、話を進めて来ると、ソリッドな、彼女のイメージと、これから取り掛かる、究極のポイントを捕らえた、今後「永年/役立つ」作業進行「内容」が、意外にもマッチ!しているのだった。    
慎重!に分解/洗浄。特有の「固体差」を確認!・・深夜の作業に入って行く・・。
組み込まれた実に「美しい」ピストン。正確に組み上げられたエンジンは良く回る。
トランク内にも、強化ツイン(2本)タワーバー「設計/専用/製作」。
そろそろ「帰宅する・・」と言う。最寄の地下鉄駅が、徒歩わずか3分程。・・簡単!な、道順を書いて手渡した。・・後日、約束の日時、丁度に来阪。今日は、タイトで、ベリィーショートな、ブラック細コールボトムに、メンズ仕立てのコーディネィトジャケット。ライトブラウンの肩まである髪は、後ろで、キリッ!っと、纏めてある・・。左手には、ミディアムサイズの、ケーキBOX。今回、大変お世話!になったので・・。っと、有名・パティシェの“作品”を、頂いた。まずは、私達の手で、彼女を横に乗せ、同乗ドライビング。その後、交代する。との事で、逆に横に乗せて頂く。TESTドライブ中伺えば、週3回は、ジムで筋肉トレーニングを行っているらしく、スロットルのスライド具合、リズミカルなシフト・タイミング、コーナリング“G”をかけての、タイトコーナーでの、姿勢変化など、全く、男性の眼からも、驚き!そのもの。少し疲れたのか、彼女のリクエストでオフィス街のオープン「カフェ」でしばし「休憩・・」。少し傾いてきた西日が、眩しく、高層ビルの谷間から差込み・・、さっきまでオデコに上げてあったサングラスを、改めてかけ直し、今、味わったばかりのこの、独特のエグゾーストサウンド、“引っ張り感!”のある「走り」。女性にとっても、全くストレスなくドライブ出来る実用「完成度」などを満足そうに、ちょっと「ニ、ガ、イ、」エスプレッソを口にしながら、白い歯と、ご機嫌な思いっきりの笑顔で、ストレートに、話した。
計画と実行33
ビガー2,5の方。「さり気ない・・」4Drセダンで密かに“駿足”を「企む・・」。
子供がずっと探していた「オ・モ・チ・ャ」を、見つけた様な、明るい声で・・、5万キロ程走行のとてもコンディションの良いCC2を、ユーズドカーで、「探し当てた!」。っと、誰もが聞けば解る、インターナショナル・ホテルに勤務。九州在住の彼から相談!が入った。将来、長期に渡り、グッドコンディションで、安心!して使用したい・・。で、徹底的にパワーユニット(エンジン本体)を中心に、リフレッシュ・リファインオーバーホールしたい。帰りは、初めから“飛行機”と、決めてあったので、几帳面!に打ち合わせした日/時に、全く狂いなく、到着。(道路の道順も、全然!間違っていない・・※クルマを、持ち込む際、殆んどの方々は、実に優秀で、毎回一発!でやって来る・・)勿論、初対面!。しかし、笑顔でお互い「解ってしまう・・」。ホワイトデニムのスリムジーンズに、ライトグレーベースに、オレンジのストライプシャツ。足元は、パトリックのスポーツシューズ。それに、軽量ショルダー片手に、「コ、ン、ニ、チ、ハ」っで、会話は始まった。地元では、仲間数人で、レーシングカートを共同所有していて、結構メカは詳しく、自身でもガレージで、深夜まで、メンテナンスに「手を汚す」との事。そんな事から話は早く!、予算だけ伺い。あとは、全部「お任せ・・」で、との注文!。当の本人は、飛行機の時間を、気にかけながらも、OSAKA駅近くに出現!した、巨大電気ストアーへ、手を振りながら、私達のオフィス直前のバスストップから計算どうり?飛び乗って、アッ!っと、言う間に、出掛けてしまった・・。その段取りに舌を巻く。
早速!G25Aエンジンのヘッドを、「精密・分解」オーバーホール
一般4気筒スポーツエンジンと違い、貴重な5気筒エンジン。
その夜から、5気筒エンジンの細密で、独自の高精度・リフレッシュ・リファインオーバーホール“チューニング”加工が、早朝まで「続く・・」。数日後、職場での空き時間を見て、オーナー・ドライバー自身から追加作業、相談?の「電話」が入った。エンジン作業、進行中。同時進行で、ブレーキ系も、リフレッシュ!オーバーホール「チューニング」したいと言うものだ。エンジン同様!内容は「オ・マ・カ・セ」します。っとの事だ。当然、すべてオリジナル。「基本」3つをこの車両個体差を睨み、新たに「設計/試作/専用/製作」する。 1、オリジナルポテンシャルUP!ブレーキパッド。ツーリングバージョンを、フロントと、リアにマッチする様、専用/製作。 2、ダストや、生ガスを、放射線状に排出!するビガー専用の「高機能」スリットローターも、今回の為、特別にフロント/リア専用/製作。これは、後日、オーナーに想像以上に「効果!」が有り、私の企画が、具体的に本当の製品(カタチ)になって。と、とても「満足!」っと、驚き!喜んだ。 3、ブレーキホースも、このビガー専用に、プロトタイプを、数セット作ったうえ、クォリティーの高い内容で、専用/製作。 4、は、1〜3までを、心地良いフィールと、タッチで、作動、使用出来る様、実走を丹念に繰り返し、細やかにセットアップ「完了」。
“純白”のパッドが印象的な、ビガーブレーキシステム完成(効果は抜群)
丁度、本人の「東京→出張」スケジュールがタイミング良く!有り。完成車両を引き取りに来た。空港からの高速が込んでいた為、途中で、何度か気を利かせ、電話連絡は、入っていたが、空港からの移動バスが遅れ、合流時間が、予定よりずれ込んでしまった。今からの出張ドライヴを上手く利用し、深夜の高速で「走行テスト?・・」をするから大丈夫、心配しなくてもOK!だょ。っと、帰りを急ぐ!オーナーを自身を横に乗せ、ベリィーショートの同乗/試乗に出る。一番に驚いたのは、ブレーキの「フィール」と「タッチ」だった。特別サイズUP!した訳でもなく、オリジナルパッド、オリジナル設計スリットローター、オリジナルブレーキホース。それを、バランス良く「適正化」する事で、こんなに「安心感」と、「心地良さ」を、手に入れる事が出来るのか。っと、繰り返し、反復。エンジンは「完全オーバーホール」で、新品!以上の “G26AタイプR”「版」。に生まれ変わっていた。当然!、暫くはナラシが、必要で、簡単に要領を、伝えておいた。エンジンパフォーマンス!は、これから序所に味わって頂ける事だ。それよりも、先ず、ビガーに乗り込んで、エンジンスタート直後!「なんて、静かで、振動がないんだ・・」っと、一言漏らしたのが、とても「印象的」。時間の都合、高速への乗り口を急いでナビゲートし、笑顔で別れた。 ・・なのに、モノノ数分で、戻って来た・・。私達は、何かトラブルでも「?」。っと、一瞬心配したが、恥ずかしそうに照れながら、オーナーは、ビガーから降りて来て、「昼」九州を出る前、勤務先にわざわざ立ち寄り、そのホテルのカフェでは、評判!の特製タルトを、私達に、持って来てくれていた・・。その「忘れ物!」を、手渡すと、軽くホーンを、鳴らし都会の闇に吸い込まれて「行った・・」。そして、新/旧インスパイアー・ビガーの5気筒ユーザーの諸氏。現在の「コンディション」と今後の「計画」は。6〜10万キロオーバーは、もうざらで、異音や、剛性不足、効かないブレーキ、ヤ・レ・テ・来たエンジンへの不安!、私達は、非常に多くの5気筒エンジンを、調律!チューニング。改造と、言う意味では無く、高精度な、整備技術!と、施術結果!を「持って」いる。是非!ご相談を。勿論、V6エンジンが乗った、インスパイアー/セイバーの「吸/排気」システムから、ブレーキ、高精度サス、ボディー有効/補強!まで、トータルで、完成。但し、さり気なく大人の駿足を目指す!計画実行の“監督兼プロデューサー”は、貴方自身だ。
計画と実行34
フェリオの方。下手な推理小説より謎めいたユーズド改善/改良。
とても慎重なオーナー・ドライバーは、まず、確認!の「電話」を入れて来た。後日聞いた話しでは、こんな作業は、絶対!断られると、思っていたと言った。 1、まず、最近購入した疑わしい!ユーズドカーである事。 2、メータ読みの走行距離は、7万キロ程だが、実は?プラス10万キロ以上ではないか・・。 3、重度の事故修理車で、トランク部にひずみが有り(水漏れも複数箇所発生!している)その影響か?、フロント左/右パワーウィンドーが作動不良。更に、ガラス、ドア、にガタ、ビビリ音が出ている・・。これらを総合診断!。「対策」と「リフレッシュ」チューニングを計画している・・。車両受け取り約束の当日!「大変面倒な事を依頼してすみません・・」っと非常に恐縮しながら、正確に時間どうりクルマを持ち込んで来た。まず、オーナーのドライヴで、試乗に出る。最初に気になったのは、まるで、ディーゼル?の様な、エンジン音。他の箇所も説明を受け2人で、顔を見合わせ、暗くなった。勿論、エンジンの「適正化」は、私達にとっては、特別な事では無く、日常範囲。それより、数十倍の時間と、手間を必要!としたのは、やはりその「他の部分・・」。
無事?トランク機能復活!ウィンドー開閉もやっとスムーズに・・。探検、推理、整備。
出来る「事」もあれば出来ない「事」もある。最初から念を押し断っておく。それは、もう「技術」や「経験」そして「努力」などの問題では無く、「物理的」問題なのだ。そのクルマが持つ「個体差」も十人十色、百人百様。ましてオーナー・ドライバーも怪しむ素性の中古車なら「言わずもがな・・」。出来うる「処置」を「施術」しオーナー・ドライバーの手に「戻した・・」。V6エンジンに載せ「替えたの・・?」。っと、オーナー・ドライバーから「冗談」と「笑顔」が出る程、「振動」と、「異音」が減少したパワーユニットは、全開加速時には、「エンジン音が、全く違うね!」っと、更に言葉を漏らせた。この手のクルマは勘弁頂きたいのは、私達もオーナー・ドライバーも同様。購入時、鑑定眼より「センス」と「勘」を問われるはず。
計画と実行35