計画と実行81
ご案内したのは、ボディー造形工房だ。幾つめかの試作を前に、そのプロトタイプが試走するシーンを夢見、現実に浮かび上がる改良点を洗い出している。FD2R、ライフJB、そしてコレだ、Nさんの実行プラン計画と実行79、80、そして81だ。そう3台目は“オリジナル仕様”のホンダを「創る!」。そう言う事だ。
「男のロマン」なんて言い回しは、もう古臭くて誰も使わないのかも知れない。そんな現代であっても「自分だけの」オリジナル仕様のクルマが1台はガレージに収めてみたい、そう夢見る同胞達は少なからず居る筈だ。何をバカナ「話」を始めるのだ。・・っと、お考えの諸氏も、まず、「意思」を持たなければ事は
スタートしない。だからと言って、「言うは易し」「するは難し」などとハードルを高くする必要は無いのだ。見栄を張ったり、目立ちたい目的で背伸びをしても「夢」は近くないかも知れないが、純粋なクルマ好き、そしてホンダ愛好者であれば「真面目に」プランを進めれば叶うのだ。出来る事なら小さなホンダを選ぼう
何故なら、スバシッコク、小回りが効く、運動性能自慢!のコンパクトに限る。小さなホンダで大きな高性能車を「カモル」のは痛快この上ない。昔も今も、この方程式だけは絶対譲れない。クラッシックイメージをモチーフに開発が進む車両、ドアーガラスに貼られているのは細かな改善「指示書」である。
昔のルマンを思い出して欲しい。小さな少排気量マシンがモンスターマシンに混ざって驚く程健闘した。直線で離されても、ツィスティーなコーナーで稼ぎ、軽量を武器にタイヤに優しく、燃料も長持ちした。大資本のビッグマシン達がピットに張り付いている間に、周回を重ねドン、ドン、リードを縮めたものだ。
「空力」を自在に操れなかった当時、「流線型」に角を落とし、卵型に丸くするフォルムが主流であった。そんな「造形美」は今見ても愛くるしく好感が持て、愛着さえ湧いてくるデザインだ。温故知新、それは斬新で洗練された“クラッシックモダン”な表現と言える。ガレージに余裕があれば収めて置きたい1台。
販売とは別に「山椒は小粒でピリリと辛い」リトルモンスターを数台、自分達が楽しむ目的で特別/製作した。そんな噂を聞きつけたホンダ愛好家仲間達は自分仕様のクラッシックミニレーサーをこの機会に完成させ、自宅ガレージの奥に仕舞い込んだ。晴れた休日には裏山を快走させるのは忘れないが日課。
前期モデル、後期モデル共に数台だけ完成車を限定製作して保有していた1台、それをN氏に譲る事にした。GA3がベース車両で、各部位はこの車両専用に製作された専用仕様であり、すべて「改」表示で表されている「公認車」。本来、N氏の特別な情熱が無ければ、今後もガレージに「保存」予定だった・・。
元々、「販売予定?」を最初から目論んでいない事から、車両製作「予算」や作業工期は考えずプラン誰もが2台目のホンダとしてガレージに納めて「遊べる」ソレとした。軽量ボディーのベーシックモデルが素材に選ばれ(勿論、新車だ)見栄えが悪くなる無理矢理な軽量対策は取らなかった。エンジンフード
さえ、骨抜き「軽量化」もせず、スタンダードのままだ。根本的に軽い車体の利点を活用した結果であり重量級」ボディーに軽量素材を次々置き換える「非効率」な手法は取りたくないことからこうなったのだ。
「シンプルチューニング」。どのホンダを取り上げても「複雑怪奇」で後々トラブルを招く様なプランは最初から私達は好まない。この車両を創るにあたってエンジンライトチューニング、加えて“特製”「吸/排気」この基礎メニューは軽量ボディーを「元気良く引っ張り」、車挌には贅沢仕様の専用「足回り」も奢った。
シリンダーヘッド部へも加工を加えた。勿論、耐久性を犠牲にしない、扱い易さ「第一主義」である事は言うまでもない。だから、レーシング加工や特殊改造ではなく、精度向上の為、細密調整と追加工を実施、スムージングチューニングを受けたBIGスロットルに俊敏で心地良く連動する「特別仕様」だ。
そんな「基礎作業」で軽量コンパクトボディーを活かした秘めたる「潜在性能」の指差し確認を行い、このプラン本来の目標“オリジナル仕様”のホンダを「創る!」を静かに開始した。つまり、軽いボディーにパワフルなエンジンではなく、「トルクフル」な扱い易く、『乗りこなし易い』本来“望むホンダ”を目指した。
私達が選んだのは、勿論、HONDA製1.6リッターSOHCエンジン。ピーキーな特性ではない事から実に扱い易い優れたパワーユニットだ、つまり、2速からでもスタート出来る太っ腹な善いやつ、だから神経質にシフトを繰り返さなくても、「右足しだい・・」で“走りぬいて”くれるのだ。新/旧並べ記念撮影。
同じ事なら、I−VTECのホットバージョンエンジンを奢ってやれば良い物を・・。っと、ご指摘の諸兄も必ずいらっしゃる筈。ですが、「ベストバランス」を求めると「この組み合わせ」程、最良のパートナーは他には無い!。走って「右足が喜ぶ」事は間違いないが、ホラ!、写真映りも相当な「男前」で気に入っている。
 
 実際、作業はそう簡単なモノでは無い。異なるエンジンが簡単に「ポン載せでチェンジ」出来るのであれば私達の「出番」は望めない。様々なトレーニングになる事から積極的にチャレンジした計画である。ドライヴシャフト、エンジンマウント、コンピューターと細密な対策を施す結果となった。
 
 右側が今まで活躍してくれた役目を終えたパワーユニット。元々GA3は車両重量も随分軽い事からこれでも元気に飛び回ってくれていた。・・で、左がこれから搭載されるトルク重視の1.6リッターエンジンだ。SOHCながら(ワザとそうしたのだが)これからの期待が大きく膨らむ。
 
 N氏はガレージに収め、永年愛用を目指している。彼の元に行く前に、細部も細やかに「化粧直し」を施し、リフレッシュリファイン作業を実施した。いつの時代も「美しいクルマは早い」と言われるのは誰しも悪い気はしない。車体各部、スポーツシート、ステアリングと再生/補修を行った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 「レザーステアリング」は最もドライバーとコミニュケーションを必要とされる「フィール」を伝達する重要ポイント。「ひと手間加える」事で素材から丸ごと「リフレッシュ」する絶好のチャンスだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 四国運輸局まで出かけた。この他に無いスペシャルホンダを手にするオーナーは香川県在住、その登録に「特別に?」時間を割いた。元々、私達は車両の売り、買い、や登録業務はやらない。そう、HONDA作り『一本』だ。だが、Nさんの夢実現に「今回に限り」協力をした。後ろのサインプレートには「運輸局」と表示がある。
 
 手続きを行う「順番待ち」だ。
 
 「諸手続き」が済み、OSAKAへ戻り、入念な調整が完了すればオーナードライバーに連絡だ。
 
 香川県からバスでやって来た。勿論、約束の時間に「狂い」は無い。仕事の都合や時間のやり繰りはモーターライフを最優先に必ず選んでくれる。「理由?」は簡単だ、好きなホンダの事だから。答えはいつもシンプル明快!。おまけに今日も「おいしい土産」をバッグから取り出した・・。
 
 遠慮なく美味しいプレゼントを受け取りモーターライフの市内オフィスを後に「リトルモンスター」に二人で乗り込んだ。ホンダサウンド♪と共に試走するのは美しい緑溢れる公園脇の周回ロード。市内の中心に位置していても、週末や休日は周辺の交通量もメッキリ平日とは異なり、「独占走行」が出来る。だから、そんなタイミングの日時を指定して「来阪」してもらっている。
 
 「オリジナルプラン」で制作したホンダは『唯一無二』世界に1台だけのソレ!。交差点の隣にどんなクルマが偶然並んできても無敵だ。加えて、私達が手を入れるホンダ達は「手作業を惜しまぬ」他に無い個体となる。それが外観から見分けがつく、つかないに関わらず。軽くシフトダウンをし、1.6literのパワーユニットに鞭を入れるべく、やや「右足に力を込める・・」。
 
 計画と実行79/80/81リポートは3台共Nさんのプラン。個性の異なるホンダ達を積極的に「リフレッシュリファイン」するには緻密な準備と時間が必要だ、しかし、それを「面倒だ」や「時間が」などと言っていては始まらない・・。私達も納得のプランでそのオーナードライバーが「紳士的」であれば「最大限」協力する。貴方のホンダもそろそろ『リフレッシュ時!』、迷わずステアリングをOSAKAへ・・。
 計画と実行82
 
 OSAKA市内中心に設置しているモーターライフシステムズのサンプル&オフィスの電話がコール音を♪低く鳴らしている。さて、誰だろう・・?。遠く、他府県からリフレッシュ相談を頂く場合は勿論、古くからのホンダ友達(10年、20年、30年と永年続くオーナードライバー達、即ちお客様で、今や友人同様なのだ)からのよもやま話?だろうか・・。ともかく静かに受話器を上げてみる。
 
 Wさんは「忘れない程度・・」に近況を知れせてくれるHONDA愛好家。斬新で魅力あふれるNewモデルも監視体制は怠らないが、とりわけ、惜しまれながら生産を終了した「あの頃」のホンダ車達に魅かれている。駐車場所や管理方法をやりくりして『複数台』の当時のホンダを飼育している。その「生育具合」やSOS発生時には「連絡しあう」マナーの良い信頼出来る紳士なのだ。
 
 『昼夜、365日ホンダ漬け』、貧乏暇なしの日常を過ごす私達である。知ってか、知らずか、オーナードライバーの「勘の良さを」働かせ、問題解決の手段を最初に私達モーターライフに持ち込まず、色々「手は尽くした」。・・と、後に伺った。残念ながら解決策に「行き詰まり」そのジョーカーは回って来た。このHONDAを手に入れた事は以前、彼から報告されていて、今回は「特別に・・」協力する事に。
 
 通常、素性不明な「飛び込み」での修理は行っていない。幸い、その問題箇所を修理出来ても、ドミノ倒しで「次なる箇所」に問題発生!が及ぶ。つまり、その手法では「対症療法」であり、「根本治療」には程遠いのだ。順番で言えば、転ばぬ先の杖で、早め、早めの積極的「リフレッシュ」実施を行い、後に修理の必要性が出たのであれば、事前のクルマとオーナーのデーターも完備している事から、少なからず役に立つ「協力」も出来る。
 
 「所が・・」、このオーナーに限っては、「事情」が違ってた。このホンダはそうでは無いが、他にまだ所有する「複数」のHONDA達は全部「リフレッシュ作業」でメンテナンスを実施済み、加えて、オーナードライバーの「人柄」も永年やり取りを通じ、ソレナリに「理解、承知」していたのだ。
 
 「スピード」メーターが動かない。実に、簡単!、単純な「故障だ」。直せば良い、そう、故障修理である。勿論、懐かしいHONDA車達を「好んで?」複数台も所有するオーナーは、ただ口を開けて、腕組みをしていたわけでは無かった。直ちによく知るモータース屋さんにソレを「手配した」。
 
 更にもう少し「拡大」して見た、ご覧の様に、こんな「具合」だ。貴殿はこんな「経験?」は無いだろうか・・。今まで「信頼」し、「頼り?」にしていた行きつけの仲の良いディーラーメカニックが、ある日、まるで呪文(悪い)に操られ、急に人が変わった様に「否定的発言」に終始し出した・・。
 
 「新車販売」が主目的のディーラーのサーヴィスピットに多大な期待は禁物?だろう。とりわけ、「もう、部品が無い」、「製廃」は大きな砦。熱心!に「ねだると」、迷惑行為とも見なされない。
 
 つまり、既に生産を終了し、そして期間が経過した車両であれば、どんなに「大切に愛用」していても、それは街のモータース屋さん、ディーラーのサーヴィス担当にとっては、熱心?な「オーナー」さんでは無く、やっぱり厄介な人の『部類』へカテゴリー分けされてしまうのだろう・・。
 
他ならぬ、 Wさんの「愛車救済」手段としては工夫を重ね『特注製作』をする!・・っだった。
  ■火災被害の影響でこの先紹介する予定の貴重な画像を数多く「焼失」しました。■この後、Wさんと共に、完成TESTに出た、勿論、目的は完全に「修理完了」済みだ。それより久しぶりのこの白い「リトルモンスター」に二人とも「夢中」になり、公園周辺の周回道路をミニサーキットに見立て走りこんでしまった様子を「画像紹介」の予定だった・・。
 計画と実行83
 
 「タイプRプライド」、「TypeRフィロソフィー」、つまり、オーナードライバー自身、「さりげなく・・」その持てる特別な「綺麗さ」、「美しさ」を失う事なく、積極的な「リフレッシュリファイン」プランを実行継続し、ポテンシャルを「より・・伸ばし続ける」センスを問われているのではないだろうか・・。
 
 「本籍はサーキット」だ、「現住所はワインディング」など、勝手に決めつける人達は「ともかく・・」、私達は『日常使用』で本来のポテンシャルを存分に堪能する。そう、この車両だけに専用/製作した「足回り/ブレーキ/エンジン/ミッション/補強」など、様々細部まで「オリジナル化」して。
 
 「DETAIL(ディテール)」は純正仕様で行きたい。市販の大口径/極太ホイール、タイヤSETや、市販エアロパーツの装着は「遠慮する」。特に、オーバーサイズなタイヤ/ホイールはシャープな運動/特性をスポイルしてしまう。加えて、レーシングイメージなボディー仕立ても「大人げない」。
 
 ECU、「吸/排気トータルリファイン」、6〜7万走行のTypeRは で紹介したプランで「日常」TypeRを「味わい、感じ取れる」。つまり「特別な場所」でレーシーな走行シーンでなくとも、充分「エキサイティング」ドライヴなのである。何時もの交差点、上りのバイパス「スロープコーナー」でもだ。
 
 「大切に扱う・・」は、ガレージ奥に「温存/保管」する事では無い。日頃のドライヴで持てるポテンシャルを味わい尽くし、必要な時には「惜しみなく」リフレッシュプランに取り組む「姿勢」なのだ。
 
 「程よいタイミング」で訪れる車検や定期点検のチャンスを活用「リペアー箇所」を洗い出す。必然的にフロント部はドライヴィングミスがなくとも「小さな飛散物」がノーズ部にダメージを与える。
 
 加えて、フロントバンパー部が受ける「風圧」は軽いモノでは無い。試しに、走行中ウインドーから手を出して「抵抗度合」を確認すると良く判る。それに「振動」も加わり「ご覧のとうり・・」なのだ。
 
 全く迷う事は無い!、ダイナミックに「交換してしまおう・・」。将来も 「タイプRプライド」を存続させ愛用するには重要判断である。『遣れた姿の・・』タイプRではオーナードライバーの美意識どころ
 
 か、「センス」も疑われてしまう。そう、大人のファッションで言うならば、「これ見よがしに・・」派手なデザインや奇抜さにとらわれるのでなく、ジャケットやスーツで言う、『裏地に凝る』と言う事だ。
 
 「経年変化」具合に色調/調整をデリケートに済ませ、まるで周囲の人達にはバンパー交換が全く気付かれること無く「さらり・・」と移植工事を進める。「さりげなく・・」はOTONAのキーワードだ。
 
 念の為言っておくが、これは「事故修理?などでは無い・・」、積極的「リフレッシュリファイン」プランである。繊細なドライヴィングを心掛けていても公道には様々な障害は少なからず存在する。
 
 そう、「クリアランス」がややタイトなTypeRではボディー両側「サイドガーニッシュ」でもバンパー同様、裏面からそれらを観察すれば「気になる箇所」は無視せず「リフレッシュリファイン」だ。
 
 折角「取り外し/分解」の手間を行うのであれば、派手に輝く?市販ボディーKITを奢って・・と「思いを巡らす」同朋達も、ここは「子どもじみた」不要な妄想は捨て基本に忠実、ベーシックにだ。
 
 「リフレッシュリファイン」作業の作業工程をとやかく言わず「静かに見守る」紳士的マナーでは右に出る者はいない現オーナードライバーだ。完成、仕上がるまでは「後何日か」、今、「工程のど
 
 の位なのか」、等々、の不用な催促はいまだに一度も全く「聞いた事が無い・・」。そう、まるでヴィンテージホンダをたっぷり時間をかけそのプロセスを「ときめきの時間」として味わう様にだ。
 
 私達が言う「リフレッシュリファイン」部位は足回りや、ブレーキ、エンジン、ミシッション、ボディー剛性、内外装だけに留まらず、「ナヴィゲーションシステム」も他ならない。実用使用を繰り返させ
 
 れば「機能不良」も生じる事になる。ソレを修理する選択もあるが、作動機能の進化も著しい事から最新モデルにチェンジする事がベストであった。このホンダを今後も愛用継続するのであれ
 
 ば「なおさら」である。そう、「リフレッシュリファイン」を必要とする部位は幾つも存在する。タイヤ/ホイールもそうだ、最初にも言った様に、外観は「さりげなく・・TypeR」のままである事からも
 
 「サイズ変更」は行わない。それはオリジナル純正スタイルを頑固に守り抜く決意!?などではなく、エンジンも、足回りも、ブレーキも、ECUも『サイズUPしない』持てる・・軽快なポテンシャル
 
 つまり、本来の「素性の良さ」を殺さない、より伸ばす為の「ファインチューニング」なのだ。劣化消耗が進みつつあるタイヤはサイズ変更なしに「新しくする」勿論、サイズUPでの「重量増」を嫌
 
 っての事だ。加えて、純正TypeR専用ホイールも「リフレッシュリファイン」を行う。中でもこのホワイトカラーは「変色」しているまま使用している「例」を街でも見かけるが、まるで優しく「微笑んだ
 
 笑顔に・・白い歯」でなく、黄ばんだソレを見せつけられた「残念な心境」である。それぞれ上のフォトを「目を凝らして」見れば判るとうり、ダメージが確認出来た箇所へ「修正作業」を行うのだ。
             
 細部に気配りが出来るオーナードライバーも日常使用を普通に繰り返せば、日頃気づかず「跨いで通る・・」場面が発生する。それは見慣れた自分の顔と同様、「変化に気づきにくい」モノだ。
 
 つまり、それは私達モーターライフが依頼作業の「進行中・・」、フッと!気づけば、ソノ「問題箇所」の有無を慎重に判断、必要と決断すれば、その「消耗/劣化」部位に的確に行動を起こす。
 
 上/フォト「劣化/変色」状態が判別頂けるだろうか・・。そう言う事だ、又、今度・・、ではなく、「発見時」が処理/対策タイミングなのだ。だから、気を引き締め、集中しての作業進行が重要だ。
 
 車両オーナー自身も「ご存じ?」だっただろうか・・。味わうドライヴィングは心が弾み実に楽しい。同様、選び抜かれたソレら1つ、ひとつのパーツ達に「血統」を発見するのも心地良いモノだ。
 
今、 「クローン誕生」である。もう、迫力あるセットアップだ、まるで、アクシデントでダメージを負ったフロントノーズを緊急PITーINで交換作業を行う緊迫したアノシーンがここに彷彿するのだ。
 
 アレは・・ココ、ソレは・・アチラ、コレは・・ソコ!。何をしてるの・・?って、そう、バカ、バカしい「手順」と言われるが、寸分狂わぬ「位置確認」。つまり、何もなかった様に、「全てが・・元通り」に。
 
 知人、友人、職場仲間、ご近所さん、行き付けのガススタンドのスタッフさん、そして、ご家族達にも「全く気づかず・・」Fノーズ同様、「サイドガーニッシュ」左/右も美しく「リフレッシュリフアイン」
 
 まるで、出来上がった「ホカ、ホカ、フゥンワ〜リ」仕上がりの手作りパンを扱う様に「最上の丁寧さ・・」を発揮し、上フォト反対側「サイドガーニッシュ」もオリジナル時同様、慎重に「セットアップ」
 
 エンジンやミッションは「得意!」、だが・・、外装や電装はチョット?などと「好き嫌い」を漏らす専門業者も決して少なく無い。だが、しかし、私達モーターライフではそんな悠長な「選択時間」すら
 
 ・・と言うより、日々の作業の手をしばし休め、『得意、不得意』分野など思い返した事もない、メカニカルで細密なエンジン内部へや、スムーズさや「より良い作動フィール」が重要な変速機へも
 
 「しなやか・・」で踏ん張り感溢れるオリジナル「サスシステム」、吸気効率とエンジン性能を「無理/無駄」なく、引き出せる「吸/排気トータルリフレッシュ」手法なエグゾーストなど、目前に迫る課
 
 題に「対策/没頭」の日々だ。加えて、作業計画を具体的に持ちながら、私達モーターライフの作業日程が「空かない」事から、自宅ガレージに愛車を止め、作業持ち込み日程を「待ち続ける・・」
 
 「あの頃のホンダ・・」にもう一度乗り直したいと「強い情熱」で願う全国のホンダフリークの熱い魂を思えば、工房内で現在「作業計画」進行中のHONDA達を出来るだけ無理なくスピーディー
 
 に完成させる時間に「集中する」。つまり、「余計な事・・」を考えている間は無いと言う事だ。笑い話ではないが、工房内で進行中のプランに取り組んでいると、一段落した時間が早朝や深夜で
 
 ある事は珍しくない。イヤ、それどころか・・、生産を終了して「ある程度の期間」を経過したクルマ達はどんな分厚い「過去実例」に照らし合わせても予測出来ない現象が発生する事も全く珍し
 
 く無く、時間を持て余し、仕事の「展望」すら思い巡らす時間を持った事が無い。上/フォト:「表示不良」などを繰り返し、作動不良だった使い勝手が低下していたソレらを「一新」の快適NAVIに。
 
 「ご確認・・」頂けているだろうか。眩しい方は少々目を細めて「手前/右下」で目をロックするとデリケートに作業進行中である「工事中部位」がお判りになるだろう。実に「微細」な修正/補修だ。
 
 「モータースポーツ」イメージ漂うワイドサイズホイールにスポーツタイヤをセットUPする事は現オーナードライバー自身にとっては既にエキサイティングな「選択」では無くなっているのである。
 
 説明は「簡単だ」。もう、「そんな事・・」は今までのHONDA生活で繰り返し「実験/体験」済みで、小さな「軽量ボディー」にコンパクトでありトルクフルな「パワーユニット」を特別仕立てで奢ってみ
 
 たり・・・、その話の前に、そも、そも、コノ、「オーナードライバー氏」未来、将来の展開はまだ伺っていないが、最初に所有したクルマから現在に至るまで、振り返ってみれば「HONDA車のみ」
 
( 上フォト/まだ塗装前)。そう、ホンダ車だけを所有し続けるからホンダフリークだとは限らない。最初、このオーナードライバーに出会った時、開口一番、様々話を伺ったのは「自転車談義」だ。
 
 そう、偶然の積み重ねで結果「ホンダ車生活」を送り続ける場合だってあるのだ。特別、熱心なマニアや熱中/熱狂フリークなどでなくとも、地道な「プライベートオーナー」として永年オーナード
 
 ライバー実績を積み重ね、オリジナル改良を施した車両製作プランを実行、更新し続ければ街の「下手なプロショップ」のスタッフなどの「インスタント仕上げ」な知識とは異なる自らが味わった
 
 動かしがたい「分厚く積み重ねたデーターファイル」が歴史と共に次第に身について行くものだ。「振り返る」までもなく、初期の頃ではエグゾースト系のライトチユーニングに軽快なコーナリングを求め、サスシステムやブレーキシステムをオリジナル仕様で仕上げ、「出来具合」を確かめた。
 
( 上フォト/純正ホイール修復完了)。やがて、排気系やサスシステムの機能向上を自らの愛用ホンダで実施し、日常使用で繰り返しその実力を「体感」すると、やがて興味は「心臓部」にへと
 
( 上フォト/手抜き無く、センターキャップまでも新しく、キッチリ・・、これがモーターライフ流!だ)エンジン本体に手を染めるには「訳がある」。不用な馬力UPや、チューニング「遊び」はオーナー
 
 の人格?に合わない。丹精込めてメーカー自身が仕上げた「R」仕様に更なる「不要な仕掛け」はコノオーナードライバーは好まない。永年HONDA生活を送り、様々、自腹で実験/実証を繰り返し、今に至っている。即ち、「必要にして充分」をイヤと言う程、もう知っているからだなのだ。
 
この「リポーで判明」した様に外観 純正フォルムも純正ホイールも更にその他も「必然性」が存在しないカスタムなど実施しないのがオーナー自身の当時からの「変わらぬコンセプト」、言わずもがな・・、『渋いオトナのチューニング』とはそう言うモノなのだ。まぁ〜それは「ともかく・・」、
 
 それでは、どんな場合に「心臓部」つまりエンジン本体に手を入れる事を行うのだろうか。そう、不必要な改造や無用のパワーUPではなく「エンジン分解」が積極的に行われる「場面」。どんな
 
 に「細心の注意」をはらい、最良と思われるドライヴを心掛けていても「やむを得ず」劣化、消耗は発生、進行する・・。そう、そう言う事だ、状況を判断、最適なOIL選択、負担をかけないドライ
 
 ヴィング、勿論、それに加え、「半歩先回りした・・」早め早めでの日常の細やかなメンテナンス、更に異変発見。等々、オーナードライバー自身、過去、永年積み上げてきた「体験、記憶」ある限
 
 りの知識と体感をフルに駆使してみても『全てのモノには限界がある』。それは、ある時はモノ自身の物理的劣化である場合や、稀なドライヴミスによりメカニカルダメージを負う場合も考えられる。結論、「壊れるとき」は「壊れる」。細心の注意を払っていてもだ、「壊れれば」迷わず「直す」。
 
 勿論、細部まで「手が入っている」エンジン本体でも同様である。そう、こんな場合こそ「迷わず」心臓部「奥深く・・」までも「リファインチューニング」を再び実行する「最良のキッカケ」になるのだ。休日のオフィス街はまるでヨーロッパの街並みを思わすオープンカフェが点在する。古い「ビルジング」に手を入れ、人気スポットとして賑わうその横を乾いた「ホンダサウンド」を奏でて走り去る。
 
 「オーナードライバー自身」の手でドライヴする実走TEST、モーターライフでは何時も完成車両を返却前に実施している。そう言うと緊張感漂うシーンをイメージするが、まるで逆、勿論、必要な説明は解りやすく加えて確認するが、私達モーターライフ側のスタッフも同乗、それは、それは、結構楽しい「スポーツドライヴィング」タイムだ。貴殿も愛車を持ち込んで「ブラッシュアップ」。
 計画と実行84
 
 時代が元気だったのか、クルマが勢いに乗っていたのか、それは専門家に解説頂くしかないが、今、オーナードライバーから持ち込まれても、私達も改めて時間を割いてソノクルマを観察してしまう。限りなく「薄い」ボンネットライン、ノーズスロープとリトラクタブル、後傾エンジン、4WS。
 
 イヤ、それだけでは無い。貴殿はこの車種のコクピットに着座した事(チャンス)があるだろうか。勿論、現在でもオーナードライバーである一部の「恵まれた人達」は「それは日常の出来事」であり、特に印象に残るモノではないだろう。だが、しかし、少なからず「感覚の鋭い」判別力ある人達
 
 はそのメッセージを感じ取る筈だ。そう、当時、操縦フィーリングを「モーターボート感覚」と呼んだ人達もいた。それ程、運転席に着座するだけで「エキサイティング」で「興奮を覚えた」のだ。更に上のフォト、4WSエンブレムは実にプレミアムなイメージに溢れ、エンブレムだけを単体で購
 
 入したフリーク達も少なくなかった。加えて、実際、「4WS効果を実走で味わった人達」は「どれだけ居て」、「何を」、「どう感じたのだったろうか・・・」。横浜ナンバーのBA5オーナーから連絡が入った。念願のHONDAを手に入れた、当時のBA5を知っている業者がなく、「気になる箇所に
 
 対策をしたい」が、ディーラー(カーズ)では若いメカニック達だけで「経験がなくでどうも良く解らない」、そう、「あの頃のホンダ達」を愛する同朋たちに直面する共通の問題、当時のHONDAをメンテナンスしてくれる場所が「全く無い事だ」。それを「性能自慢?」のチューニングショップや全
 
 国展開する自動車総合用品販売店のサービスピットにお願いをしても、残念な事に「その頃のホンダ車達」を知る年齢のメカニックが存在しない。「世代交代」ですっかり人事は一新されているのだった。熱心に探し回って中古車販売の片手間に古いクルマを整備してアルバイト代わりに
 
 している業者では「当時のホンダに精通」していず、「作業放棄」や「途中中断」も視野に入れなければならず、大事なホンダを持ち込むのも中々「安心出来」ない。モーターライフシステムズは当時のホンダ車達だけを「特定」してリフレッシュ作業だけを行う希少な「特殊工房」などでは無い
 
(上フォト/ポイントをシッカリ押えた役立つメンテナンスは50年以上前のホンダをも「運動性能溢れる」元気いっぱいの日常使用が普通に可能だ。賢い「リフレッッシュリファイン」の証である。)
 。勿論、現行のHONDA車を「改造チューニング」などではなく、「調律/調整」を細密に実施する「実用チューニング」をその車両を所有するオーナードライバー達をあれ、これ、「相談を重ね」自動車メーカーでは達成出来ない、『ウルトラスムーズで心地よい』他に無いホンダに仕上げるプラ
 
 ンも普通に「日々実行」している。メーカーが生産を終了して時間が経過した車両達は工房内へ運び入れ、実際に対象車両を丁寧にTESTして見なければ現在の「コンディション」はつかみきれない。もっと正確に言えば、実際、作業に取り掛かり「作業進行」と共にその車両の「正体」が徐
 
々に判明する訳だ。生産を終了して長い年月が経過した車両、走行距離が一定以上にオーヴァーした車両は様々な角度から「疑って」かからないと、驚く事態が見えない箇所で発生/進行していて、それが簡単に「判明」していない場合が少なくないのだ。まず、オーナードライバーから
 
 の「聞き取り」聴取が先決だ。永年HONDA専門で最前線の現場を体験していても「分厚い過去データー」を引っ張り出す事より、日夜、そのホンダを使用して「体感」しているオーナー自身が最良の「テスト・ドライバー」で「リポーター」なのだから。それだから、日常走行時は何時もTESTド
 
 ライバー気分で自身の愛用車の変化を「探り取って」いて欲しい。カラダの「健康管理」同様、日々何らかの変化や反応の違いは「意識」してドライヴすれば「ツカメル」のだ。で、それをメモにしておけばデーターとして必ずスピーディーに「役立つ」。加えて、そのリポートを参考に、二つ上の
 
 フォトから続く細部も丹念に「指さし確認」を惜しまなく行い、樹脂、ゴム、素材のコンディションを判別し「見極める」のだ。さて、オーナードライバーとしてこの「年式プレリュード」を所有している人達はまだ少なからず存在する。そこで最も「大切」で「問題」なのは、それらの所有車両の「健
 
康状態」だ、勿論、ソノ「プレリュード」シルエットは保ちつつも、実は「不動車」だったり、数々の問題を抱え込み、「公道復帰」はもう、ただの「夢」と断言出来る個体達も実際「殆ど」と言えるのだ。私達は生産を終了して「ある程度・・」の時間を経過したソレらのHONDA車達を「特別視」してい
 
 ない。部品が無いからや、もう古くなってしまって「仕方がない」などとは一度も「考え」、「思った」事は無い。イヤ、それどころか、最新の「現代車」達よりも「より快適」で「快速」であり続ける事を迷わず、常に「目指し続けている」のだ。そんな事から、現プレリュードオーナー自身も「客観的」
 
判断を私達モーターライフの「目」で診断し、必要対策を施すのが今後のプラン実行に有効としたのだった。上/フォト:生産工場を後にして「永年経過」すると、『マサカ?』のシンプルな部位でも劣化/消耗、ボンネットステーにも悩ましい「問題を抱え」対策を必要とする。対応部品などある筈
 
も無く、ディーラーに声掛けなどしても、笑顔で対応されても、その裏に「何時まで乗ってんだョ」っと、心の呟きが正直に「聞こえてくる」のだ。一見、簡単そうなボンネットステー「トラブル」実は意外にも厄介。現場経験が浅いメカニックが多いディーラーに無理をお願いしても「機転」「応用」が
 
効く人物は発掘出来ないかも知れない。それどころか、本来、ディーラーは新しいクルマを買って貰わないとビジネスにならない。知恵を絞って「懐かしいホンダ」を修理していては「本末転倒」。そう言う事だ。キャブ仕様のこの車両では、点火タイミング、キャブレター「オリジナルセッテング」
 
を実走確認を実施し、最良の走りが可能に「入念な調整」を施した。それらも、当時から現役のメカニック達が現在も「普通に・・」日夜、今日もモーターライフの現場作業に取り組んでいるからなのだ。更に、足回りにも「目を向ける」必要がある、中でも「劣化/消耗」が著しいのは「ゴム類」だ
 
。私達人間も「ある年齢」以上になれば、軟骨など「関節部」に気を配る必要があると言われ、勿論、それは愛車も同様なのだ。そしてボンネットを開けて「原動機に目を向けよう」。カムカバー内は「驚き」の「カラフル」な色どりで満たされていた。コレハ、KOREWAと声を上げるHONDAオ
 
ーナー達も少なくないだろうが、こんな状況に至っている現実は私達には「特別珍しく無い」。他人事の様に笑っている貴方のホンダも正に「大同小異」なのかも知れない。話は戻るが、このプレリュードオーナーの判断は正しかった事がココでも再び証明された。最近「手に入れた」プレリ
 
ュードだからこそ、「素性」を見極めたいと静岡県からモーターライフまで「持ち込んだ」のだった。専門業者から「太鼓判」を押され安心購入したクルマでも「気は抜けない」。何故なら、クルマ取引の経験は豊富でも、メカに詳しい理由にはならず、ましてやHONDA車への知識、経験。更に
 
はプレリュードの「独自個性」など知る筈もなく、この手の車両を手にしたら「一度、私達の門を叩く」のは「評価出来る」判断だ。上/フォト:その一つ上にある「激汚れ」のソレと同様の角度からのショットだ、いくらかは「綺麗に」なっただろうか・・。ピックUPしてリポートしている事から「気づく」
 
が、「醜いコンディション」には全く気付かず、絶好調!と「大きな勘違い」で、今日もご機嫌ドライヴを続けるオーナードライバー達は全国/各地に「山ほど居る」。つまり、「勘違い」は恐ろしい。現実を見誤り、先々まで問題を残し、解決策を得られないまま「誤った道へ・・」と突き進むこととな
 
る。「あの頃のHONDA」を愛好するオーナードライバーが口にする、『今の所、大きな問題を抱えていない』は、実は「大誤り」なのだ。そう、深刻な問題が「鳴りを潜めて」いる時こそ・・「リフレッッシュリファイン」作業に取り組む最大の機会「チャンス」なのだ。それは、アレ、コレ、解決すべき
 
目前の『問題修理箇所』を複数以上抱えているタイミングでは「時間」も「予算」も未来対策としての「リフレッッシュリファイン」計画に割く余裕は、中々難しくなるからだ。ご理解頂けるだろう・・。「紹介」している上/フォト:2枚。外観上見えない箇所でも「亀裂」劣化」は着実に進んでいる。こん
 
な場合でも、オーナードライバーが「積極的」にモーターライフへリフレッシュ作業を計画して「発見」出来る現実で、無神経に自己判断で継続使用していては、全く「対策不能」だろう。普段は気にも留めない、各ベルト類も同様だ。多少「伸びていても」、「亀裂」「劣化」が進行している状態で
 
も、『大事に至る』瞬間まで、気にはなるが・・まあ〜イイダロウと「無視」し続ける。信じられないオーナードライバー達は少なく無い。「デリケートなコンディション」管理こそが健全な「ホンダファナティック」の日常である、愛車管理『放、置、組、』のオーナーはヴィンテージHONDAを日常使用
 
するには、本当は「相応しくない」人々なのかも知れない。「愛用歴」が長くなれば、当然、タイミングベルトや、ウオーターポンプ、テンショナー、Vベルト等、劣化、消耗箇所も「確認出来る」。大切なのは、ただ補修部品に「簡単交換」だけで終わらない、その「チャンスを生かした」復活チュー
 
ニングプランが今後を左右するのだ。「耐久限度」を迎え、ヤレ、ヤレ、リフレッシュ作業は面倒だ。と、ネガティブにお考えの貴兄は「ネオクラッシック車両」オーナーとして適切なタイプでは無いのかも知れない。むしろ、「あの頃のHONDA」を愛好する人達は「巡ってきた・・」この瞬間を、
 
ある意味で待ち構えていたと言っても「過言」ではない。不用な箇所を分解/調整するのではなく、必要なチャンスを最大限「活用」し、リフレッシュパーツとオリジナルセッテングを効率良く、同時進行で実施する。作業効率を極め、新たな活力を愛車が受け継ぐクライマックスな瞬間でもある
 
のだ。加えて言えば、新車、製作時、製造工場内でラインの「流れ作業で」組み込まれるそれぞれのパーツコンディションに比べ、私達モーターライフでの入念な「リフレッッシュリファイン」チューニングでは、現状、確認状況や、修正/調整「手順」が根本的に異なり、結果、組み上げ後の
 
スムーズさや、作動コンディションの向上は全く比べ物にならない。雑で・・「無関心」に日常使用していれば、特別な「作動不良」や「異常確認」が出来ない限り、何気なく「跨いで通る」オーナードライバー自身が全く気付かない問題箇所も私達モーターライフが実施するリフレッッシュリファイ
 
ンプランを積極的に進行すると、驚くほど「対策必要箇所」として、続々出現する。日頃目立たぬ存在の縁の下の「隠れた主役達」も、この機会を迷わず逃すことなくリフレッシュするのだ。作業完成後、車両を走行させれば、運動性能の変化/向上や、微振動/低減、加えて、トータル走行フ
 
ィールがウルトラスムーズで「まるで違ってくる」のである。上/フォト:作業進行時、気になる箇所は迷わず対策を施したい。バッテリーが上に載っていてはオーナードライバーも気づかない、しかし、見つけてしまった私達は「このチャンスを利用して」すぐさま・・リフレッッシュリファイン。今後、
 
劣化が進行すれば、場合によっては「振動と重量」でバッテリー脱落の危険も無いわけでは無いのだ。上フォト:レストア済み。錆を除去、補強/工事を施してペイント処理、強度、取り付け部位を入念に整え、仕上げを行う。元のスペースに『重い』バッテリーが戻れば、小さな作業工程だが
 
 、後々「重要な役割」を果たす事になる。私達のリフレッシュ工程では「気の利いた・・当たり前の日常・・」なのだ。上/フォト:作業進行時、気になる箇所は迷わず対策を施したい。が・・、更にもう一つ「発見!」。そう、私達の様に、細密に各部を疑いを持ち入念に調べる習慣は「その昔から
 
身の付いたもの」だ。ウン、デスビに縦の亀裂が出来ているゾ。「クローズUP」してみれば確認出来る。これも「対策」をしてトラブルが発生しないよう、「事前/予防」が大切だ。オーナードライバーから車両を受け取り、打ち合わせに従い、プランを進行するが、この様に「随所」で指さし確認が
 
必要で、(オーナードライバーは気づいていない事が殆どである)本来の作業へ戻したいのだが、オーナードライバー(使用者)の元へ戻ってからの出来事を予測すると、ホップ、ステップ、ジャンプと「テンポ良く」進めるのは「稀」な事なのだ。そんな最中も違う「担当者」はアナログな手段で足
 
回り部の各ブッシュを入れ替え作業を手際よく進める。走行状態、つまり走行距離が多い、少ない、も関係あるが、やはり「経年変化」。大切にガレージの奥に仕舞っておいても「同じ」である。期間が経過すれば、亀裂やヒビ、「硬化」は避けられない。お気に入りの愛用車なら逆に、積極
 
的リフレッシュをお勧めしたい。「一筆書き」に高性能ダンパーなど周辺「構成」も入念に手を入れてあげれば、クルマは「大きく生まれ変わる」のである。それこそ、クルマ好きを「自負」するオーナードライバーの貴殿が取るべき「賢明プラン」なのだ。
 
プレリュードの「しなやかな」関節の稼働領域を大幅に復活させ、今までにないよりスムーズな動きを実現する。この「足回り復活チューニング」では取り外されたアームやスタビは、1つ、1つ、丁寧に「再塗装」を行い、新車時以上のコンディションに復帰される。つまり、走行フィールだけで
 
なく、つい覗き込んだ時の美しさも「満足感」を満たすのだ。フォークブッシュ、ロアーアームブッシュ、フロントスタビライザーブッシュ。「しなやかで」、「なめらか」柔軟な動きを徹底的に確保する。ご覧いただければ解るとうり、全てのアーム類は点検/確認のうえ、入念に再ペイントを施し、今
 
後の劣化防止につなげるのだ。「問題箇所発見」は、「リフレッシュリファイン」チューニングでの重要ポイントだ。馴染みのディーラーや修理工場、ましてや、毎日接しているオーナードライバーでさえ、気づかない『重要問題ゾーン』を短時間で発見出来る。そんなマジックは積み重ねた多く
 
の「過去参考事例」の数々。そう、類似した内容は繰り返し「発生」するのである。そんな事から比較的スピーディーに「核心部」に遭遇出来るのだ。これこそ「ホンダスペシャリティー」の表れでもある。エンジン音の異常や匂い、煙、蒸気など「解り易い」現象ならば判別は比較的容易だが、「
 
内に潜む」疾患は私達オリジナルの分厚い『過去事例』が威力を最大限発揮するのだ。「検査」を進めながら「対策」を行う、そう、常連でない方の車両では慎重な「手探り」確認が重要で必要。安心して欲しいのは「過去作業歴」がない対象車両でも、「進行手順」が多くの実例からマニュア
 
ル化されていて「無駄なく高効率」なリフレッシュプログラムがより確実に達成されるのだ。まだ、まだ、大丈夫とは言えない「排気系」。説明不用で、対策が急がれる状態だ。折角オリジナル仕様で特別に「設計/製作」するのであれば、HONDAサウンド♪に加え、他では無い「高機能」も織
 
り込んだMLSオリジナル特製品での「リフレッッシュリファイン」プログラムにする事が『一味で二度美味しい』結果になるのである。本来、まだまだ使用出来る問題のない純正エグゾーストを単なる「性能向上だけの為に」ポン替えする人々と訳が違う。ココでは「勿体ない」や「無駄な事」を
 
しているなどの指摘は存在しない、「機能の限界」つまり、耐久年度を経過した後、適切な代替品が存在しない事から『特製、設計/製作プラン』を進行しているのだ。上/フォト:この様な状態で使用を継続すると、走行中のマフラー「脱落」など、後続車両への被害も予想される、急がれる「予
 
防対策」だ。「十二分に・・」使い込まれたエグゾーストシステム。吸/排気トータルバランスを重視し、本車両だけに「専用製作」。設計、試作、実TEST、修正確認、改良作業、再、実TEST、再、改善作業。それらを根気良く幾度も繰り返し、手間と時間を惜しむ事無く、それは該当「個体車両
 
」だけにマッチさせた他で無い独自の『特別製作工程』だ。HONDAサウンド♪を求め個別製作をスタートさせる。・・さりげなくも「見た目の迫力」や拘りの「音だけ」で良いのか。モーターライフの門を叩くそんなフリーク達はそう、もう充分理解済みだ。エンジン性能を「無理/無駄」無くウルトラスムーズに心地よく引き出す、エグゾーストシステムがその目指す先だ・・。
 
モーターライフシステムズの作業工程を「十二分に」理解されているフリーク達を除き、「普通の人達?」は、アッ、ワンオフマフラーの製作だネ。・・っと、一方的に思い込んでしまいそうなので、そうではなく、現在写真にあるこのプレリュード単体だけに『個体別、専用開発』作業を進めているのだ。そう、とても贅沢と言っても良いプログラムなのだが、モーターライフでは「何時もの事」。
 
手前が「劣化/錆化」した純正エグゾースト。そして向う側、「軽量/高効率」専用開発エグゾーストシステム。説明が必要だが、この1本だけを製作したのでなく、この単独車両だけに試作→TEST→開発→本製作と「実走TEST」を繰り返し、数種類のサンプル製作を実施、結果、スリムでコンパクト、軽量/高効率な該当プレリュード専用/製作「特別仕上げ」品を完成させているのだ。
 
 もう、「説明不用」である、筋肉質で鍛え上げたフォルム。「高効率」スポーツエグゾーストシステムはコレ。・・と言える。市販製品では得られない「音質」、「ヴォリューム」、「ウエイト」、「加速感」、そして「グッド・レスポンス」。これからも末永くプレリュードと生活を続けるうえで他に、もう「何が必要」でしょうか。
 
だが・・、製作工程はまだ、まだ、終わらない。「更なる」改良余地を貪欲に追及し、対象車両が目の前に存在するこのチャンス!を活かし、レイアウトの改良、サイレンサーのサイズ変更、サウンド♪の高低具合、そして走行性能への向上変化など時間の限り「深堀/探索」の作業はこの1台だけの開発/製作に続くのだ。
 
結局、エグゾーストシステム製作の専任エンジニアは、試作個数や製作総時間などでなく、『満足がゆく』作品が完成出来るまで「後ろなど振り向かず」毎回没頭を続けるのである。ここでは、時間工賃などと言う、世間での目安など全く入り込む余地は無く、「マニアック」とも思える世界だ。
 
「ヤンチャ」なクルマは好みでない。そう、OTONAの渋い痺れるサウンドが理想だ。・・っと言っても昔は結構周りに迷惑とも思える美しくない音をまき散らしながら元気よく走り回っていた時代もあった様に皆が記憶している。だからこそ今は「役立つ」サブサイレンサーにも意味ある効果を発揮してもらう価値があるのだ。
 
簡単そうに見えるパイプレイアウト。市販のポン付け製品とは大きく異なり、複数の試作を製作、実際に組み込み、走行振動による揺れ幅、軋み、許せるギリギリのクリアランス量、全て実際に走行実証を幾度も重ね、試作品から→実際採用の本製品へ多くの工程を繰り返し進めるのだ。
 
オーナードライバーに取っては「眺める機会」があまりないが、ほら、「美しい限り」ではないか・・。大切な事は、意味もなく、単なる性能向上だけを目指して、エグゾーストシステムに手を入れる同朋達も少なくないが、「使い果たして」の結果、理想の高効率システムを特製製作しているのだ。
 
最近、知ったのです・・。大発見の如く「前のめり」な話しぶり。旧知のHONDA愛好家達とその日の話題に夢中になっていると、突然ベルが鳴る、ソノフォルムには興奮気味、普通に日常乗りが「見果てぬ夢」だ。私達の所では良くある話だ、「理解」と「準備」があれば実現出来る計画と実行だ。(そう、今からプレリュードを手に入れ、ら・し・い・オーナーになれるのか問題である・・)
 
「力強い・・」テールエンドは「チカラ」の印。HONDAはサウンドが大切だ、それはエンジン本体が他とは違う「誇り」。ウルトラスムーズに吹き上がるパワーユニットはオーナードライバーが胸を張る自信の「証」、スロットルを開ければ、腰から持って行かれる加速感が「タマラナイ」のである。
 
◇「純正ノーマルエグゾースト」だと 苦心した「造り」。
「純正然」であって欲しい・・。そう、ココまでの「事情」を知らない人達には出来うる限り「気付かないで」いて貰いたい。理由は簡単、部外者達には何も解らないでいて欲しいものだ。それは個人の想いで好みでもある。だから、ふっと見つけた人達には指など刺さないで「解らないまま」行き過ぎて欲しいのだ。
 
準備が出来た。作業工房を抜け出し、一般道へ出てみよう・・。ストップ&ゴーはどうだ、荒れた路面のバイパス上り坂での傾斜、振動、は如何なものか。スロープを上り、高速道へ進路を変える。スロットルを開け、パワーユニットに活を入れる。猛然と加速に入る・・。クリアランスは、
 
「作業進行中」車両と「準備中」車両。工房内での他のリフトでも同様のスタイルだ。そう、あの頃のHONDA達をリフレッシュするには手順がある。充分な作業準備無く適当なスタートは切れない。事前製作や採寸設計、その個体車両ならではの見極めた独自のプランを立てないと始まらない。
 
何時までも作業現場に留めていては始まらない・・。一刻も早くオーナードライバーのガレージに戻す事が最善だ。作業進行時車種を問わず、自身の所有車と見立てて「のめり込んだ熱中取り組み」に没頭するが、メニューも終盤に迫るとオーナードライバーのイメージで完成に向けるのである。
 
「リフレッシュリファイン」チューニングの成果は確実に現れる。薄皮を重ねる様な、地道で細やかな「改善/改良」工程が結果、実を結ぶ。気が遠くなる程の微修正やセットUPでHONDAは本来の「息を吹き返す」のだ。レスポンス良く回るパワーユニット、クイックな取りまわし。醍醐味だ!。
 
切りの良い所で一区切りつけて、横浜で首を長くして愛車を待つオーナードライバーの元へ一旦戻すことに。新ためて見ると、鈍く光輝くエグゾーストテールエンドがひと際「力強く存在感を放つ」。幾種類もの試作/TESTを繰り返し、導き出した当該専用設計/特製製作のソレは他とは「全く違うのだ」。
 
昼夜、季節を問わず、HONDA仕上げの取り組み現場で「熱中/没頭」する技術担当達に「労いの品」。「くれぐれも御気を使われませんように・・」。と、各位に都度、申し上げておりますが、折角、頂いたものであれば、遠慮する事なく、有難く頂戴いたしております。
 
必ず「そうしている・・」。横浜から新幹線で来阪、久しぶりの対面だ、他のオーナードライバーにも共通して言えるが、少し期間が空いての愛車との再開はチョット「戸惑い恥ずかし」そうだ。必ず口を揃えて言う事がある。ドライバーズシートに腰を降ろし、「ア〜ッ、こんな感じだったかなァ〜」だ。
 
緊張気味にステアリングを握り、オーナードライバー自らTESTコース実走確認に、『100の説明より、1度のフィールTEST』。勾配を感じるやや登りからレフトターン、クィックなステアー感覚がドライバーズシートを通して腰、背中にGを受ける。休日の市内周回コースはクリアードライヴだ。
 
そう、何時も設定している短いストレートがある。そこをハーフスロットルで様子を見ながら「走破する」も、フル加速でフロントノーズを持ち上げ「駆け抜ける」も、前方視界に不安は無い。高層ビル群の谷間を駆け抜ける心地よさは極上だ、ドライバーズ側ウインドウーをフル全開でHONDAサウンド♪も「堪能」。
 
走りだすと、もう「止まらない・・」。舞台を中之島周辺に移動、クラシカルなビルジング、1Fはシャンデリア輝くレストラン、ゴージャスなロケーションを背景に、エンジンの回転数は上昇するのみ。交通量の少ない時間帯を選び、回りの安全に充分配慮、だが、しかし、「フッ飛んで行く・・」。
 
超高層ビルの谷間、都会のど真ん中でのグリーンゾーン。テンションを上げた「高回転走行」から無事到着だ、長い間愛車から離れた生活、進行状況も気になるモノ、そんな再開直後のドラィヴィングはだれだって「HOT・・」になるものだ。そう、リアビューも格別にスタイリッシュなフォルムだ。
 
横浜に帰る時間は迫っている。ウン!、ギリギリの時間まで「走り尽くそう」そう決め込んで美しい都会の夕暮れを感じながら「快音」で走り抜けるのだ。エンジン温度は頃合いに上昇、右足にダイレクトに反応し、限度を知らず吹け上がるパワーユニットの「底力に酔いしれる」。もう、懲りずにひとっ走り行こう。
 
急いで数枚の記念撮影を済ませ、名残惜しいOSAKA中之島界隈ビジネスゾーンを快音で駆け抜け、目指す帰路横浜にそのスタイリッシュなノーズを向け、入念にリフレッシュされたスムーズな作動の心地よいスロットルペタルを緩やかにスライドさせる事にした・・。
 
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